暴行事件の被害者からの相談です
ご相談です。
10月初旬に車で帰宅した際の出来事です。自宅マンションの玄関に着いた際、玄関をふさぎ停車していた某配送会社の軽バンに対し、移動を促すためクラクションを1回鳴らしたところ、丁度配達を終えて出てきた若い配達員が文句を言いながら私の車に向かってきて「文句あるのか?」「やったるから降りてこい」と恫喝したあと、急に運転席の扉を開けられ引きづり降ろされ、無言で数分間に渡り殴る蹴るの暴行を一方的に受けました。
加害者はその後逃走しましたが、すぐに警察に通報しナンバープレートをもとに近隣を捜索して30分ほどで捕まりました。
私は顔と胸、脚などにあざができる打撲と、肋骨を折られて全治一カ月と診断されました。
もちろん被害届は出しました。
加害者は管轄の警察署で取り調べなどを受けたみたいですが、略式裁判?の罰金刑で10日ほどで釈放されたそうです。
警察に聴いても加害者からの謝罪の言葉もないそうで、治療費、引きづり降ろされた後に車が自走してしまいマンション内の建物に追突した部分の修理費、仕事が出来なくなった期間の補償など思うところはあり、直接加害者に対し被害を請求したいと思うのですが、加害者の情報は警察から教えてもらえずこのまま泣き寝入りをしないといけないのかと悩んでおります。
ただ、逆恨みで帰宅時に待ち伏せされてるのではという強い恐怖感も釈放後から続いております。
このような場合、何か出来ることはないのでしょうか?
先生方からのご意見を伺わせていただけると幸いです。
よろしくお願いいたします。
相手方に対して、民事上の損害賠償請求を行うことが法的措置として考えられます。
相手方の特定に関しては、刑事確定訴訟記録法に基づいて検察官に開示を求める手続を利用することを検討されてください。
その後に、請求の証拠を整理した上で、書面で相手方と交渉。
進展がなければ、訴訟提起を検討する流れが一般的でしょう。
相手方に資力がない場合、判決等の債務名義を得ても金銭的満足を得られることはできませんので、リスクを踏まえ、法的措置に要する費用、時間、労力などを総合的に考えて判断ください。
詳細は最寄りの法律事務所で相談いただくと良いでしょう。