開示請求の流れについて

開示請求について
弁護士に着手金支払い→開示命令申し立て→IP開示→プロバイダ開示命令とログ消去禁止令申し立て→契約者に意見照会書届く→氏名住所開示
①聴取報告書作成はどの段階でやるものなのでしょうか。
②着手してから意見照会書が届くまで何ヶ月くらいかかるのでしょうか。

①聴取報告書作成はどの段階でやるものなのでしょうか。
→「聴取報告書作成」という手続はないでしょう。何か聴取報告書を必ず提出しなければならないタイミングがあるわけでもありません。私の経験では、プロバイダ責任制限法・規則上の要件の立証のために聴取報告書のようなものを提出したことがありますが、一般的な話ではないと思います。他にあり得るとすれば、名誉権侵害における反真実の立証において必要が生じて出すこともあるのかも知れません。いずれにせよ、あり得るとすれば、「開示命令申し立て→IP開示」や、「プロバイダ開示命令とログ消去禁止令申し立て」において裁判所で審理をしてもらっている段階でしょう。
他方で、「聴取報告書」ではなく、陳述書は、名誉権侵害の反真実の証拠資料として提出することが多く、「開示命令申し立て→IP開示」や、「プロバイダ開示命令とログ消去禁止令申し立て」において裁判所で審理をしてもらっている段階で提出することとなるでしょう。

②着手してから意見照会書が届くまで何ヶ月くらいかかるのでしょうか。
→何ともいえないところですが、2、3か月から半年ぐらいが多いのではないでしょうか。

聴取報告書って別にやらなくてもいいものなんですか?これを出すことによって、開示ができたりするものなんですか?

聴取報告書って別にやらなくてもいいものなんですか?
これを出すことによって、開示ができたりするものなんですか?
→聴取報告書は証拠の1つに過ぎず、必ず必要になるものではないでしょう。ケースバイケースです。