離婚後の親権取得は可能か?借金と精神疾患の影響について

自分の借金が原因の離婚。
親権を取ることは難しいですか?

初めまして、こんばんは。
当方4ヶ月の子供を育てている専業主婦です。

自分の借金が原因の離婚で親権を得ることは難しいですか?
子供を育てていきたい気持ちは非常に強いです。
子供の病院など、ミルクをあげることなどは主に私が行ってきました。

離婚はまだ確定してませんが、確定しても借金はきちんと返す予定です。
支援や援助など受けれる予定(自分の父親)はいます。

また精神疾患があるのですが、そこも親権取ることは難しいですか?
躁鬱と、複雑性PTSDが主にあります。

離婚した際の子の親権者につき、夫婦間の協議でも離婚調停でも決まらない場合には、最終的には離婚訴訟で諸般の事情を考慮して決められることになります。
 その際の判断事情としては、これまでの監護実績、これからの監護方針、監護補助者の存在、お子さんの年齢(乳幼児の場合、母性を有する親による監護が優先される傾向が見られます)等があります。
 借金があったとしても、経済的な支援を親御さんから受けられるのであれば、特段不利な事情とならない可能性があります。精神疾患等があったとしても、お子様の監護に支障がなく、監護補助者のサポートを受けられる等の事情があれば、こちらも特段不利な事情にならない可能性があるでしょう。4ヶ月のお子さんを実際に養育中という事情からすれば、あなたが親権を獲得できる可能性もあるでしょう。
 なお、近時、離婚後の共同親権を可能とする法改正がなされ、2026年5月24日までに改正法が施行される予定です。(まだ施行はされていない状況です)。
 いずれにしましても、一度、離婚後の共同親権に関する法改正の施行時期も見据え、どのように対応していくべきかにつき、お住まいの地域等の弁護士に直接相談なさってみることもご検討下さい。