企業が発信者情報開示請求できる条件と成功率について教えてください
発信者情報開示請求について疑問に思った事を質問させてください。
企業も掲示板等に書き込まれた悪質なコメントに対して発信者情報開示請求を行えると知りました。
「あの企業」「大手の企業」「とある店舗」「小規模な店舗」等と具体的にどの企業、店の事を言っているか分からない、濁してある場合、発信者情報開示請求は通りますか?また具体的に分からない場合でも企業が発信者情報開示請求する事は有り得ますか?
第3者から見ても文脈からとある企業だと分かれば通る確率は高いと予想しますがとある企業だと一概に言えない場合、通る確率は低いですか?
企業や店が発信者情報開示請求する際、営業妨害の権利侵害を訴えることが多いですか?
※企業のサイトの掲示板や店の口コミ等、明らかにその企業や店を指している場合は除きます。
同定可能かどうかは,投稿内容や文脈,掲示板におけるスレッドの流れなどの様々な事情を考慮して判断されますので,該当の投稿で「ある企業」と表現している場合でも,様々な事情から特定の企業であると同定できるという事態はあり得ます。
また,名誉毀損においては,被害者が法人であっても慰謝料類似の無形損害が認められるとされています。
ありがとうございます。
例えば「あのお店の食事が○○だった」「とある企業は○○だ」「大手の企業で○○をされた(した)」と少しの情報しか書いていない等、内容や文脈、前後の流れを考慮してもどの企業や店のことか分からなければ同定可能性はないと判断されますか?
それだけであれば,同定可能性は否定されるでしょう。ただ,人というのは欲張りな生き物で,対象者(企業や店舗)がわからないような投稿では満足感が得られないので,どこかにそのヒントを残してしまうものなのです。誹謗中傷は相手がわかることによってはじめて誹謗中傷としての意味があるからです。
ありがとうございます。
おっしゃる通りです。そのわずかなヒントが認められるか認められないかの判断になりそうですね。
発信者情報開示請求をした際、実際はされた側が違う企業や店、人に向けて言っていた…なんて事は有り得るのでしょうか?
追加の質問で申し訳ありません。