婚約破棄?にあたるのでしょうか

婚約者と結婚を予定しており家を購入した。
家事をやらなく価値観の違いからケンカも多く、その為、約束の日時の婚約は一旦保留にしてほしいと伝えた所、逆上しました。
家はローンで購入してあり事前にいくら払うか決めてましたが、逆上後はローン、生活費をいれて貰えません。
事前に決めた生活費を払わないのであれば、出て行ってほしいと伝えましたが、出て行くお金がないから出ていきません。
婚約破棄だから引っ越し費用や次の住宅契約にあたる初期費用を出せと言われてます。
この場合、婚約破棄にあたり、いくらか費用を払う必要がありますか。

本件は、婚約解消の原因が双方にありあなたの一方的な責任ではないとして、相手が請求する各種の費用や損害賠償を拒否できる可能性があると思います。詳しい事情をもとに、弁護士へ直接相談されることをお勧めします。

正当な理由のない婚約破棄に該当する場合は損害賠償をする必要がありますが、性格の不一致や価値観の相違は正当な理由にならないと解されるのが通常です。ただ、【家事をやらなく価値観の違いからケンカも多く】という事情の具体的内容次第では、双方あるいは相手方に原因があると評価できる可能性もあります。
なお、【婚約破棄だから引っ越し費用や次の住宅契約にあたる初期費用を出せ】と言われているという点に関し、その金額にもよりますが、これから紛争が長期化してしまうことを回避するための解決金(手切金)と理解して支払って終わりにしてしまうという方針も考えられないではないと思います。

一度、最寄りの弁護士に個別に相談なさるとよいでしょう。