原状回復の工事発注書の内容(エアコン、ハウスクリーニング)について
事業用でマンションのワンルームを借りています。
契約書を読むと、「賃貸契約終了日までに、原状回復工事を行う事(原状に復して明け渡す)」という事が特約に盛り込まれています。
その為、物件の明け渡し→原状回復工事→解約日という流れになる予定です。
今回、原状回復工事に関する見積書・発注書が送られてきました。
「発注書に押印しないと、工事業者の手配ができず、契約終了日までに間に合わない可能性がある。
その場合は、1日遅れる毎に家賃の延滞料が発生する。その為、急いで発注書に押印・返送して欲しい」との事でした。
気になるのは、エアコンとハウスクリーニング料金が、原状回復工事の発注書に含まれている事です。
契約書を読んでも、エアコン、ハウスクリーニングに関する記載は見られませんでした。
エアコン、ハウスクリーニングは大家負担だと思うので、私としては、払いたくありません。
交渉したいのは山々ですが、しかしここで言い争っているうちに、どんどん日にちが過ぎていきそうです。
先方は「発注書に押印がなければ、工事業者を手配しない。手配が置くくれれば遅れた分だけ、家賃の延滞料が発生する」というスタンスなので、私が「エアコン・ハウスクリーニング料金」を拒み続ける限りは、原状回復工事の発注手配をしないかもしれません。
そうしたら、工事ができなかったのは私のせいであるとして、家賃の延滞料を請求されるかもしれません。
あまり時間がないのですが、どのように交渉を進めたら良いでしょうか?
原状回復工事が全て終わり、解約日を迎えた後で、敷金返還の民事調停を行うのがベストでしょうか?
その場合、原状回復工事の発注書(※エアコン・ハウスクリーニング含む)に私が押印してしまった事で、「借主であるあなたが認めて押印して、こちらはその通りに作業をしただけだ。あなたがエアコン・ハウスクリーニングの発注をしたのだから、全額支払うべきだ」と言われませんでしょうか?
赤字で撤退するので、少しでも多く敷金が返ってくるように願っております。
アドバイスをいただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
荷物を撤去、鍵を返却した上で、それ以降の清掃や修繕、賃貸をしなかったのは家主の責任だから賃料支払義務は発生しない、という主張をすることになりますね。
話がつきそうには思えないので、明渡後早々に調停や訴訟で敷金返還を求めてもよいでしょうね。