すり替え詐欺の報道に対する疑問
すり替え詐欺の警察対応について気になる報道があり、質問をさせていただきます。
ECに出品している者です。
返品を悪用したすり替え詐欺に遭遇することはたまにあるのですが、その詐欺の「未遂」でも逮捕される事案を見つけました。この手のケースはたまにあるのですが、たいていほぼ強制的に返金させられ、警察に相談しても話を聞くのみで門前払いということが多いかと存じます。
色々と不可思議な点があるものの、きちんと証拠等を提示できれば警察が対応してくれるのであれば、今後の対策を考えるうえで参考になるかと思い、質問させていただきます。
リンク参照ください。
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詐欺未遂ニュース記事
ttps://www.saitama-np.co.jp/articles/64623/postDetail
あきれた女、“クロエ”のサンダル買って「サイズ違う、返金して」…偽物を返品 「送った商品ではない」通販会社が警察に相談、女を逮捕 「別のサンダル送った」と認めるも「だますつもりない」と話す35歳
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①これまでの私の経験や同業者の話からも、4万の詐欺の未遂(金銭被害なし)で1件では、警察に動いてもらうのは難しいと感じています。つまり、「詐欺に遭いかけたが、実害はなく金銭は取られなかった」という場合で、法律上は詐欺未遂の要件には該当するかもしれませんが、現実問題逮捕までいくことは稀ではないかと思うのですが、なぜ本件では本腰を入れて捜査してもらえたのかが疑問なのです。
どのような点が評価され、捜査対象になったと考えられますでしょうか?
・偽物とすり替えるという手口の悪質性や計画性の部分でしょうか?
・それとも記事には書いていないが常習犯で目をつけていたからでしょうか?
・被害者の処罰感情が強かったからでしょうか?
・もしくはそれ以外の要因でしょうか?
多くの返品詐欺やそれに類する相談が泣き寝入りになる中で、なぜ本件は捜査対象になり、逮捕まで至ったのか、をプロの弁護士先生がどう見るかが知りたいです。
②本件で、証拠となるものは返送された偽物とやりとりくらいではないかと思うのですが、「間違えて送ってしまった」という言い逃れができてしまうような気がします。本件は詐欺未遂の要件である欺罔行為?故意の立証?が難しいように思うのですが、この点はどう解釈できますか?
・女が「金をだまし取るつもりはなかった」と供述していることからもわかる通り、故意の部分がクリアになっていないので、詐欺どころか詐欺未遂すら要件を満たすのが難しいように思います。
「偽物を引き渡した」という行為の部分で詐欺未遂として逮捕に至ったと考えるのが妥当でしょうか?
・被害者のECサイトが偽物を送り返されたとわかってはいたが、実は返金していたので、錯誤の要件を満たせなかったため詐欺ではなく詐欺未遂ということでしょうか?
・もしくはそれ以外の要因で要件を満たしたので詐欺未遂になったと考えるべきでしょうか?
これまでこの手のすり替え返品詐欺は泣き寝入りが多かったですが、今回詐欺未遂で逮捕まで至った事例を見つけたことで、条件さえ満たせば警察対応も期待できそうな気がしております。今後の対策の参考にしたく、なにとぞよろしくお願いいたします。
相談者は現在どのような被害に遭ってどのような解決をしたい状況なのでしょうか?
具体的な被害状況が分からなければアドバイスのしようはありませんね。