父の遺産分割協議中に兄が自宅を占拠し財産を独占している問題についての法的助言を求めたい

父が亡くなり分割協議の途中です。
遺言書はありません。
相続人は兄と私の2人で確定です。

父が亡くなった日から兄が父の自宅でずっと寝泊まりしています。当初は葬儀準備や自宅の管理、相続資料を探したりと必要性があると思っていたんですが、次第に自分の家財を持ち込みしたり、防犯カメラを自宅内外に設置したり、自分の別宅のように使用を始めました。父の生前、兄が自宅土地建物を相続するであろう話は聞いていましたが、遺言書もなく相続は確定していません。

そして兄は、

1. 遺品整理と称してゴルフバッグなどの家財をネットオークションで販売して利益を独占。
(廃棄するであろう遺品の整理自体は同意しています)

2. 引き出しの封筒や財布にあった現金数十万円や、父の口座から葬儀費用として口座から出金した200万円以上を税理士に申告せず、財産目録の手許現金に未計上。
(葬儀費用目的の出金自体は同意。口座からの出金は税理士に確認依頼済。財布や引き出しの現金の金額が不明)

3. 葬儀で頂いた香典の収支を開示してもらえず、葬儀代一式は財産目録の債務に計上。

などやりたい放題するようになりました。

私が上記の詳細を開示するように求めると、父の生前に私が父の面倒を見なかったなど、ありもしない事を怒鳴り散らし、私は恐怖で兄と対面で話す事ができません。

なるべく穏便に済ませたいのですが、父の自宅の占拠と上記3点の法的位置づけなどをご教示頂きたいです。

よろしくお願いします。

兄としっかり話をできないようですので、早めに調停を申し立てるか、弁護士に依頼する方が良いかもしれませんね。

家財の売却代金、預貯金などは当然相続財産なので、これらが散逸する前に対策を取った方が良いかもしれません。
(家に入れなくても、今の記憶どまりでも良いので、どこにどのような財産があったはずなどをメモしておきましょう。)

裁判外で交渉を行なっていると、話がいつまでも進展できず、財産を勝手に処分されてしまうリスクがあるため、弁護士を立てた上で調停を申し立て相続財産の範囲を確定した上で分割協議をされると良いでしょう。

遺言書がないのであれば、基本的には同じ割合での分割となります。

なるべく穏便に済ませたいのですが、父の自宅の占拠と上記3点の法的位置づけなどをご教示頂きたいです。
 兄がお話のとおりの対応をされるのでは、穏便にご自分で解決するのは難しいです。
 早急に弁護士に依頼され、遺産分割調停の申し立てをした方がよいと思います。

 1 遺産を処分した場合、遺産の処分費用の半額はあなたが請求する権利があります。
   ただし、その遺産があって、兄がいくらで処分したという証拠が必要となります。
 2 現金についても、2分の1はあなたのものですが、
   現金がいくらあったかあなたが証明する必要があります。
 3 香典は、基本的に喪主のものとなります。
   ただし、葬儀費用も基本的に全額喪主の負担となります。