出資金返金は可能か?

詐欺、返金が可能か相談になります。
あるイベント開催に向け、出資しました。
主催者ではなく、とある代理店経由です。
イベントは開催され、リターン品のようなものも発送される予定です。
主催者が身分を偽り、イベントを企画していたのですが、この場合返金は可能でしょうか。身分証等を偽造したわけではなく、ネット上で名前を変えて別人と嘘をついていました。
イベントの主催者が同一人物とわかっていれば出資しませんでした。
詐欺に当たると思うのですが、企画されていたイベントも出資額に相当するリターン品も発送されますが、出資額の返金は可能でしょうか。

イベントの内容については、不特定多数から出資を募り、ある広告を各地に掲載する、といった内容で、希望額に到達したので広告掲載は行われました。出資は代理店を通してクラウドファンディングという形で行われていました。リターン品は広告デザインに類似したグッズになります。契約書は発生していませんが、主催者側に返金してもらいたいと考えています。代理店は出資者が別人を装っていたことは知らないと思います。

「あるイベント」の内容,「出資」と「リターン」がどのような内容であるのか,契約書はあるのか,といった詳しい事情が必要と思われます。本件で,イベントに対する出資とそれに見合うリターンという契約上の債権債務については問題なく履行される,ということであれば,主催者に関する誤信(ネット上で名前を変えて別人と嘘をついていたこと)が詐欺取消しの要件に合致するかどうかの検討が必要と思われますし,返金を求める相手方の問題(主催者に対する出資金返金請求なのか代理店に対する損害賠償請求なのか)についても検討すべき事案ではないかと思料します。

ありがとうございます。
イベントの内容については、不特定多数から出資を募り、ある広告を各地に掲載する、といった内容で、希望額に到達したので広告掲載は行われました。
また、出資は代理店を通してクラウドファンディングという形で行われていました。
リターン品に関しては、広告デザインと同じようなカードやグッズになります。
出資者と代理店および出資者と主催者側での契約書は発生していません。
私は、出資者として主催者側に返金してもらいたいと考えています。
代理店は出資者が別人を装っていたことは知らないと思います。
ただ、イベント自体は計画通り遂行されているので、返金が可能なのかわからず相談させていただきました。

詐欺取消しや錯誤取消しを問題とするためには、なぜ「主催者がその人物であったなら出資はしなかった」といえるのかという事情が重要なポイントと思われます。難しい可能性もありますが、一度弁護士へ直接相談することは考えられるでしょう。