遺産分割を巡る公正証書遺言の無断執行についての相談
地方都市に住む姉と問題が生じ、仲違いしています。
母が数か月前に亡くなりました。(父は10年ほど前に他界しています。)
ある事情があり、公正証書遺言と直筆遺言が存在しています。直筆遺言の方が新しい日付です。
現在、直筆遺言の裁判所の検認中です。
姉は直筆遺言のことをまだ知らなかった事もあり、公正証書遺言を使って、母のメインバンクの口座を勝手に解約してしまいました。
お金はすべて姉が持って帰ったそうです。
姉からは、私は公正証書遺言の内容は知らされていません。
私には口座を解約する連絡もありませんでした。あることがきっかけで、母の銀行口座が解約されていることを私は知りました。
銀行から教えていただいたのですが、姉が遺言執行者だったそうです。
姉は母の存命中も母から通帳を取り上げていましたので、姉が少しずつおろしていることも確認しています。
姉の弁護士に確認したところ、『お母さんに頼まれたからお姉さんはおろした』と言っていましたが、存命中母は「頼んでない」と言っていました。(母は認知症ではありません)
私はまずどう動けばいいのでしょうか?
このような事態で弁護士さんにお願いする場合、自分の居住地の近く、または、姉の住む地方都市で見つけるかどちらがいいのか教えてください。
もともと母は姉と同じ地方に住んでいましたが、亡くなる前に母をこちらに引き取ったので母の最後の住所は私の自宅です。
預金解約をしたとなると、
現金化により散逸・隠匿されやすくなっていますので、早急に対応をする必要があります。
預貯金を卸している点については、
使途について回答を求め、明確な回答がなかったものについては、請求金額にのせるかたちでよいでしょう。
私はまずどう動けばいいのでしょうか?
→既に預金が解約されていると預金が費消されて取り戻せない可能性がありますので、早急に弁護士に相談・依頼して対応してもらう等具体的な行動をされたほうが良い事案と思われます。
なお、複数の遺言書があり、遺言書間で食い違いがあると、その部分については最新の遺言書が優先されます。
お母様がお亡くなりになった時点での預金に関して、直筆の遺言書ではあなたが取得する旨の内容であれば、お姉さまに対して不当利得返還請求をすることになろうかと思われます。
また、お亡くなりになる前の預金の引き出しに関しても、使途が不明または不合理であれば併せて不当利得として返還請求をすることを検討することになります。
このような事態で弁護士さんにお願いする場合、自分の居住地の近く、または、姉の住む地方都市で見つけるかどちらがいいのか教えてください。
→裁判外の交渉であれば手紙や電話で足りますし、裁判や調停では電話やWEB対応も可能ですので、あなたの居住地の近くの弁護士に相談・依頼されても問題有りません。
追加で教えてください。
もし、姉に母の預金を費消されて取り戻せない場合、私は母の葬儀費用とか入院費用とか立て替えていますのでせめてその費用だけでも取り返したいと思います。
姉はまだ正社員で働いていますし、家と土地も姉名義で持っています。
それらの姉の財産から今回の母の預金とか私が立て替えている費用とかを取り戻すことはできますか?
また、母は直筆遺言書作成にあたり弁護士に依頼しましたが、弁護士さんへの支払いについては、姉に通帳を取り上げられていたため、すぐには払えないので、遺産から支払うとしていたそうです。
私はまずどう動けばいいのでしょうか?
新しい遺言書の内容をあなたは知っているのでしょうか。
新しい遺言書があるので、公正証書遺言による執行はやめるよう通知したらよいと思います。
弁護士に面談で詳しい事情を話して相談された方がよいと思います。
このような事態で弁護士さんにお願いする場合、自分の居住地の近く、または、姉の住む地方都市で見つけるかどちらがいいのか教えてください。
まずは、あなたが便利な近くの弁護士に相談し、それから実際に依頼するのはどちらがよいか検討された方がよいと思います。
今は、調停や審判、訴訟になってもWeb会議でできるので、あなたの近くの弁護士に依頼しても
不都合がない場合が多いです。
もともと母は姉と同じ地方に住んでいましたが、亡くなる前に母をこちらに引き取ったので母の最後の住所は私の自宅です。
そういうことであれば、あなたの自宅の近くの弁護士でよい可能性が高いです。
先ほどの回答で、抜けてしまいましたので、追加します。
遅いかもしれませんが、金融機関すべてに別な遺言がある旨を通知した方がよいと思います。
もし、姉に母の預金を費消されて取り戻せない場合、私は母の葬儀費用とか入院費用とか立て替えていますのでせめてその費用だけでも取り返したいと思います。
姉はまだ正社員で働いていますし、家と土地も姉名義で持っています。
それらの姉の財産から今回の母の預金とか私が立て替えている費用とかを取り戻すことはできますか?
遺言の内容が異なるのであれば、前の遺言による取得は不当利得となる可能性がありますので
返還請求ができ、不動産があるのであれば、仮差押え等により保全することが可能です。
弁護士に面談で相談し、依頼した方がよいと思います。
また、母は直筆遺言書作成にあたり弁護士に依頼しましたが、弁護士さんへの支払いについては、姉に通帳を取り上げられていたため、すぐには払えないので、遺産から支払うとしていたそうです。
それは、遺言の内容とその弁護士との話し合いによると思います。