SNS発信者情報開示の決定と実際の開示までの期間について教えてください
発信者情報開示請求について質問です。
InstagramやTwitterの発信者情報開示は、どのくらいの期間で決定されるでしょうか。
2週間程度で開示が決定することはありますか。
また、決定後どの程度で開示が行われるのでしょうか。
X社に対するログインIPの開示請求は発信者情報開示仮処分、その他は発信者情報開示命令が用いられる場合が多いと思いますが、いずれについても相手方(コンテンツプロバイダ)への審尋又は意見聴取が手続上必要であり、その日程が、申立てから3~4週間後に設定されます。また、その1回の審尋(意見聴取)だけで開示決定が出ればよいですが、開示請求の対象となった発信者情報を保有しているかどうかの確認作業などを理由に次回日程が指定されることも少なくなく、その場合の次回日程の開催ペースは、やはり3~4週間後という設定になることが多いと思います。
開示決定後のプロバイダからの開示ですが、開示決定からすみやかに開示を受けられる場合が比較的多いのですが、特にX社についてはなかなか開示がなされず、わざわざ間接強制申立てを行ってようやく開示に漕ぎ着けるという事案が増えています。この点、発信者情報開示命令手続の開示決定は確定まで1か月が必要である(プロバイダ責任制限法14条1項、5項)という点に注意が必要です(X社に対するログインIPの発信者情報開示請求を仮処分申立てで行う理由は、仮処分決定であればX社代理人に対する決定告知後すぐに間接強制申立てができるからです)。
丁寧な回答ありがとうございます。
X社に限らず、Instagramやその他SNSでも開示決定には1ヶ月ほどの期間がかかるのでしょうか。
相手方への意見聴取や審尋が必要なので、数日とか1週間といった短期間で決定は出せません。
回答ありがとうございます。
2、3週間程度ではどうでしょうか?