事業用賃貸物件明け渡し後のトラブル。契約書禁止事項の現状変更について

事業用賃貸明け渡し後のご相談をさせてください。

いつ 明け渡し後
どこで 賃貸物件内
だれが 賃借人(わたし)、賃貸人(マンションオーナー)

新築マンション一室に漢方薬局を開業目的で、今年1月入居、一身上都合でこの8月中旬に明け渡ししました。

薬局はその店舗が医薬品の販売適正のための保健所の許可が必要です。
いろいろとチェック項目があり、その1つにキッチン撤去がありました。

居住ベースのマンションですので、リビングにそこそこの大きさのキッチンがありました。大きいキッチンがありますと、許可が降りないのです。そこで、リフォーム業者の方のアドバイスにより、キッチンをいったんはずし、それを隣室に仮置きしました。

キッチンの取り外しは、契約書禁止項目の承諾なしの現状変更に値すると思いますが、開業急いでおり、オーナー、管理会社に相談なく行ってしまいました。
(造作壁の設置も一部あり、こちらは相談後、自分で現状回復することを前提で承諾をいただきました)

明け渡し後、退去のチェックの際、オーナーにバレてしまいました。キッチンの引き出し内に取り外した際のネジが数個あったため。キッチン現状回復で元の位置に戻す際、業者さんが取り付けを怠ったのです。

キッチン移動、壁設置のために作成された図面をこの時に提出しろと言われました。

キッチンのネジ数本はオーナー側の業者が取り付けたようです。ただ、どこにつけたら良いかわからないネジ1本が残っていると。

管理会社を通して、オーナーからは、今後次の入居者がキッチンを使用していく際に、わたしが無断で取り外したこと、またネジが1本収まっていないことで、何かしらの不具合が出た場合、その修繕費用を負担してほしい、そのための誓約書にサインを求めてきています。

・ネジを取り付けた費用は保証金からお支払いしている。
・今後の不具合は、別の原因で起きた場合も、わたしがお支払いすることになりそう。

不具合が起きたらお支払いするべきなのかとも思いますが、不具合のケースと期限を儲けていない内容の誓約書なので、サイン自体を躊躇しております。

わたしの落ち度とはいえ、対応に悩んでいます。

専門家の方にご助言いただけますと、ありがたいです、どうぞ宜しくお願いします。

不具合は、キッチンの原状回復一部不備に起因する不具合なので、責任の範囲は
限られていますね。
あなたの債務不履行に基因する損害とみて、期間は10年にするといいでしょう。