夫の上司から妻への夫の退職勧奨や口頭注意の依頼に困っています

夫と同じ職場(夫婦別部署で職務上関わりのない同僚、上司は同じ。)で働く妻である私に、夫の上司が夫に対する苦情を言ってきて、夫の退職を勧めるよう言ってきます。
夫は同じ話を上司から言われていません。
苦情の内容も、休暇を取りすぎ(有給休暇日数の範囲内で許可済)、職場での発言がよくない(納得のいかない有給休暇の取得理由を担当部署メンバーに話したことが、不適切だとのこと)、という内容でした。

1) 妻を介した上司から夫への口頭注意指導の伝言は、職務上の「上司から部下への口頭注意および指導」として成立するのでしょうか?
これを元に、度重なる注意を聞かないとして、懲戒や解雇につなげることができるのでしょうか?

2) 「職場での不適切な発言」というのは、上記のようなものも相当するのでしょうか?

3) 上司が夫本人ではなく、妻に上記のような指示をした場合、それは夫および妻に職務命令として有効なのでしょうか?

1):【「上司から部下への口頭注意および指導」】には当たらず、【これを元に、度重なる注意を聞かないとして、懲戒や解雇につなげること】はできないと考えられます。

2):【職場での発言がよくない(納得のいかない有給休暇の取得理由を担当部署メンバーに話したことが、不適切だとのこと)】というご事情の主体客体や問題意識等よくわからないところがありますが、法律的には、有給休暇を取得する際に理由を伝える必要はないので、職場での不適切発言には該当しないと考えられます。

3):指示命令としては事実上のものにすぎず、法的に有効なものだとは考えにくいです。

分かりやすく丁寧なご回答をどうもありがとうございました。
私の立場上、とても複雑でどうしたらいいか悩んでいたのですが、すっきりしました。
夫の休暇取得理由の不適切な部分というのは、夫は子供の世話のために複数回の有給休暇を取得したところ、なぜか一部のスタッフに「子どもと遊ぶために帰った」と伝わった点ということでした。
今後、繰り返しこのようなことが続く場合は、また対処方法を考えたいと思います。