開示請求の取り下げはあるのですか?

今年1月に意見照会が届き、回答書を返送して8月に入りました。今のところ何もプロバイダから連絡なく、これは開示されなかったと勝手に解釈しております。

開示裁判でプロバイダが勝訴したか?または請求の取り下げかのようですが、ここで聞きたいのですが、請求者はお金使って裁判請求したのに取り下げるなんてことするのでしょうか?

ちなみにプロバイダ弁護士に電話しても通知が届いていないのは開示されていないのでは?とそれしか教えてくれません。

またお聞きした開示請求して取り下げる意味とはなんでしょう?命令が下される前に請求者は諦めたということですか?

意見照会書が届いたということは経由プロバイダに対する開示請求(第二段階)ではないかと思料しますが、コンテンツプロバイダに対する開示請求(第一段階)で裁判所を経ない任意開示がなされているようなケースでは、第一段階で裁判所によるスクリーニングを経ておらず、第二段階では裁判所から開示請求の要件を満たさないとの心証開示がなされるケースはあります。また、第一段階で裁判所の開示命令や開示仮処分を経ていたとしても、発信者の意見書に基づいて具体的な法的反論がなされた結果、裁判所から権利侵害の明白性が認められないという心証開示がなされて取下げに至るケースもあります。

ご事情からすると、請求者が取下げをしている可能性もありますが、開示の決定に対する異議訴訟に移行している可能性も十分にあるでしょう。異議訴訟となっている場合、控訴も考えると結論まで1年以上かかることがあります。

ここで詳細は書けませんが、請求者は個人でなく法人であり、投稿が社会的評価を下げたと裁判開示請求してきました。

回答書提出から半年以上経過してますが、法人の場合、裁判が記録として残り事実認定されることを避け、取り下げることがあるとも聞いたのでそんなことあるのかなと思い、ここで相談してみました。

開示はされていないかはまだ不明ですが、どちらにせよ一審は通過したという認識はもつことができました。

回答書の法的反論が裁判所で権利侵害の明白性を認めないという心証開示がされて取り下げられたならとても嬉しいです。