離婚体験を元にしたフィクション漫画で法的リスクは?
離婚をしました。
元旦那と出会いから別れまでの出来事をなるべく忠実に、しかしあくまでもフィクションとして早くて1年以内~数年以内に漫画にして、なにかしらの形で世の中に発表したいと思っています。かなり悩んできた性生活の事、義父義母との関係性なども含めようかと…
元旦那を陥れたいという気持ちではなく。同じような事で悩む人を減らしたい!という気持ちです。あくまでもフィクションとして発表しても…もしその漫画を元旦那や元旦那の家族が読んで、コレ俺の事だろう!コレ私達家族の事でしょう!?と名誉毀損だとかで訴えられないか心配です。
万が一漫画の内容が(ここまで性生活の事をさらされた!と)ショックで自殺してしまったら元旦那の遺族から訴えられないか心配です。もし訴えられたらどうなってしまいますか??
また
実話を元にしたフィクションです。と発表した時はまた話が変わってきますか?
よろしくお願いいたします。
いわゆるモデル小説と名誉毀損・プライバシー侵害については、著名な裁判例として「石に泳ぐ魚」事件判決や「宴のあと」事件判決などがあります。たとえフィクションとして脚色していたとしても、あなた(作者)自身の体験として記載すると、元夫や親族に対する名誉権侵害や名誉感情侵害に該当するおそれがゼロとは断言できないところです。
この種の創作は、内容のリアリティを維持しつつ事案や当事者の特定を避けるという工夫が必要であり、もし大幅な改変が必要であればそもそもあなたが執筆した目的に沿わない(満足を得られない)場合もあるでしょう。表現の自由は表現に伴う責任と表裏一体であるという意識を持って、よくお考えください。