コメントが開示請求される可能性と対策について
インスタグラムでのコメントを開示請求し、訴えるといわれました。コメントの内容としては「顔を盛るなら別のことをしろ」「御山の大将」「可愛いと思われたいのかな、きっつ!」などです。殺害予告や偽の情報などの書き込みではなくあくまで個人の意見です。開示請求をするといまさっき言われ、謝罪とコメントの削除をしたのですがメッセージでのやり取りを全員がみれるストーリーという場所で晒されました。私のコメントが開示請求される可能性はどのくらいでしょうか。それに加え後日その訴訟すると言っている人曰く、弁護士に相談したところ開示請求をして判明した住所はインターネット上に名前を隠せば投稿していいとTwitter上で発言していました。このようなことはあり得るのでしょうか。訴えるとでっちあげているだけの可能性はあるのでしょうか。あと、インスタグラムのDM上で示談を交渉したらそれを容認し、身分証をDMに送り住所と名前、電話番号を言うように言われました。おかしいと思ったので身分証について送るのが怖いと発言すると示談はなしと言われました。私は訴えられてしまうのでしょうか。
ご質問にお書きの表現であれば名誉感情侵害とまではいえず発信者情報開示請求が認められる可能性は高くないように思われますが、文脈や投稿の流れ、お書きになっていない投稿内容なども含めて判断する必要がありますので、面談相談で個別に判断してもらった方がよいと思います。
なお、発信者情報開示請求により入手した発信者情報を用いてみだりに生活の平穏を害する行為等に及ぶことは禁止されていますので(プロバイダ責任制限法7条)、万が一開示請求を受けた場合に備えて、「弁護士に相談したところ開示請求をして判明した住所はインターネット上に名前を隠せば投稿していい」というTwitter上の発言を保存しておくことをお勧めします(意見照会に対し開示請求者が不当な目的を有していることを証明する資料として提出することができます)。
意見照会が届かない場合があると聞いたのですがほんとうでしょうか?その場合、どう対応したらよいのでしょうか。
事案によっては意見照会がないケースもあります(多いわけではありませんが、全くないというわけではありません)。その場合は相手方から内容証明が届いたり裁判所から訴状が送達されたりします。その時点で早急に弁護士へ相談し、相手方のSNSを確認してあなたの情報がみだりに投稿されていないかどうかを確認することになります。