不貞慰謝料請求を受けた際の話し合いのリスクと対策について

不貞慰謝料を請求されている立場です。配偶者A氏との関係は、個人事業主で仕事上の師弟関係です。
奥様はA氏との離婚を望んでいたが、A氏は夫婦再構築をお願いし、現状は離婚はしない方向です。
A氏がそのような立場であるため、当方との仕事を継続したいということもA氏から奥様には言えない状況と聞いています。
これまで相手方弁護士を挟み、交渉をしてきました。当方の示談の条件としては、仕事の関係を認めてもらうことで、これ以外の条件は認められず、判決にて金銭賠償のみ(誓約条件はつけない)にしてほしいと伝えてきました。
相手方が裁判を起こすと思っていましたが、奥様から直接会って話をしたいという手紙が届きました。A氏に聞いたところ、奥様は旦那の話しか聞いていないため、気持ちの整理がつかない、とのことです。
奥様へ話し合いの目的を聞いたところ、A氏への気持ちの確認と和解に向けた話し合いをしたいということです。
当方からは、仕事の関係を認めてもらえない限り和解には至らないと伝えていますが、奥様は「仕事を認められるかどうかは会ってからでしか判断できない」と言われています。

この状況において、話し合いというのは当方にとってリスクがあります。
また、「仕事を認められるかどうかは会ってからでしか判断できない」と考えるのが疑問で、裁判前に証拠を取られるのではないかと考えています。
会う方がよいのか、会わない方がよいのかご意見を伺いたいです。会う場合は、リスク低減のためにどのような条件を掲示したらよいでしょうか?

補足:
A氏へは仕事に関する請求をかけており、当方が奥様へ支払う慰謝料額より大きく上回ります。A氏奥様は専業主婦のため財布が同一で、今回不貞慰謝料の裁判をしたところで、A氏への請求で支払いが上回ると意味がないとも考えているようです。裁判は避けたいスタンスは確認しています。

話の限りでは、相手との関係を、仕事の関係だけに絞ったほうがいいでしょう。
その場合、男女関係は一切応じないことを誓約したほうがいいでしょう。

ありがとうございます。
私から奥様へは、仕事の関係を認めていただける場合は、誓約事項にそのような内容を入れることは伝えています。(再度不貞を行った場合、300万円支払う等)
しかしこれでも、認められず会わないと判断ができないと言われております。

男女問題で双方直接会って話をすることは避けるべきです。
ご自身は、不利益な証拠を取られる可能性を懸念されていらっしゃるようですが、
それだけではなく、安全面も考える必要があります。

そもそも、相手方に弁護士が付いている状態で、
直接コンタクトを取ってきているのは、弁護士を介してではできないような要求・行動を行うためであることが予想されます。場合によっては売掛の放棄といった要求をされることも考えられます。

対応としては、相手方弁護士に直接コンタクトを取られていることを伝えるとともに、直接会うことはやめるべきです。

ありがとうございます。
相手方は、弁護士に確認した上で、そうした手紙を送ってきています。
場所も任意ではありますが、相手方弁護士事務所で、相手方弁護士が立ち会うと言われています。
仮に会うとしても、話の内容は事前に確認して、当日それ以外の話がでるのであれば黙秘するつもりです。

弁護士側が把握しているのであれば、
弁護士側はガス抜き目的でということでしょう。ただ、ご自身側の危険性に関しては変わりありません。

不貞の回数・頻度、開始時期に関して争いがあったり、婚姻関係破綻の主張などをされているということであれば、訴訟に向けた証拠集めという可能性もなくはありませんが、いずれにせよ、この段階で会う必要はないでしょう。

相手方がどうしても話をすることを重視するのであれば、調停申立てをすすめてもよいです(web会議で対応できるので)。

ご質問ありがとうございます。

会う方が良いのか、会わない方が良いのかは、ケースバイケースですので、
ご記載の内容だけでは、明確な回答はできません。
ただ、「裁判は避けたいスタンス」とのことではありますが、
一般的には、話し合いがうまくできない場合は、裁判になるリスクが増します。

もし、不貞行為自体を認められていて、金額面の交渉が残っている状況であれば、
「裁判前に証拠を取られる」リスクはないでしょうから、お会いになることも、選択肢としてはあると思われます。
ただ、「リスクがあ」るとご記載ですので、その他にどのようなリスクがあるのかによっても、考え方は変わってくるかと思います。

あとは、ご質問者様のお気持ちを含めて、ご検討いただくといいですよ。

可能であれば、ご依頼になるかは別にして、お近くの弁護士に直接相談して、
アドバイス等を求めることをお勧めいたします。
ご参考にしていただければ幸いです。