傷害・暴力事件の被害届と慰謝料に関して
先日、飲食店で飲んでいた所、酔っ払いに絡まれてしまい、
毅然な態度を取っていたのですが、急に怒り出して、
殴りかかってくるや、首を絞められる等の暴行を受けました。
こちらは、防御のみ。
幸いある程度の防御が出来ていたことと、店員が駆けつけてきて、
助けて貰えたことでケガは比較的軽症で済みました。
とはいえ、明らかな出血はあり。
直ちに、飲食店関係者と一緒に警察を呼び、事情聴取を受けるも即逮捕とならず、
示談で解決するように勧められました。
私含め加害者や加害者の知人は、警察側に身分証情報と写真を撮られています。
今後の示談に関しては、加害者の知人を通して行うよう言われました。
被害届もその場で出せばよかったのですが、
警察に出さないように勧められた為、出さなかったことを現在後悔しています。
事件直後は、深夜で病院に行くことをが出来なかったため翌朝行き、
診断書も貰いました。
現在、加害者の知人とやり取りを行っていますが、加害者側の謝罪や
示談に関する話も来ず、反省も感じられない為、憤りを感じております。
今から被害届を出し、相手を逮捕してもらうこと。
もしくはこちらの提示する慰謝料の支払いを認めさせることはは可能でしょうか?
回答お待ちしております。
今から被害届を出し、相手を逮捕してもらうこと。
もしくはこちらの提示する慰謝料の支払いを認めさせることはは可能でしょうか?
→被害届を提出することは可能ですが、逮捕は被害届提出したからといって逮捕されるわけではなく、証拠隠滅や逃亡の恐れなどがなければ逮捕はされません。
あなたの提示する金額の支払いに応じるかは相手の資力や意向次第ですので、この点は何とも言えません。
経験上は提示した金額をそのまま払ってくることも無くはないですが、大抵の場合は金額や分割を含めた支払い方法について交渉で決まることが多いです。
回答ありがとうございます。
追加の質問が2点あります。
①犯罪犯した証拠があっても隠滅しなければ、
逮捕されない理由は何故なのでしょうか。。
正々堂々と認めれば犯罪にならないということでしょうか?
②示談の場において、加害者がこちらの要望を全く飲まない場合、
加害者の刑罰を強く望みます。この場合、専門家に頼むことで、
加害者を逮捕させる確率は上がるのでしょうか?
ご回答お願いできたらと思います。
①犯罪犯した証拠があっても隠滅しなければ、
逮捕されない理由は何故なのでしょうか。。
正々堂々と認めれば犯罪にならないということでしょうか?
→逮捕は起訴不起訴を決めるための証拠集めの捜査をするにあたって、その捜査の支障(証拠隠滅や逃亡の恐れ)がある恐れがある場合に行われます。
逮捕の有無と犯罪の成否は別の問題であり、犯罪をしたと疑われる人が全て逮捕されるわけではありません。
逮捕されずいわゆる在宅捜査で最終的な刑事罰が科されることもあります。
②示談の場において、加害者がこちらの要望を全く飲まない場合、
加害者の刑罰を強く望みます。この場合、専門家に頼むことで、
加害者を逮捕させる確率は上がるのでしょうか?
→逮捕は証拠隠滅や逃亡の恐れなどがあると捜査機関が判断する場合に行われるものですので、逮捕させることについて弁護士などに依頼しても逮捕させる確率が上がるわけではありません。なお、ご相談内容のような被害者側の起訴前弁護では、告訴手続きやその後の示談交渉、被疑者の終局処分についての意見書の提出によって厳罰を求めること等を行うことは多いです。したがって起訴前弁護を依頼する場合は、そのような対応をする弁護士が多いとは思います。
逮捕に対する理解が浅かったですが、理解することが出来ました。
ありがとうございます。最後の質問です。
明らかな犯罪であるこのケース(証拠も多数の目撃者や飲食店員の証言で
その場で控えられている)の場合、
被害者が被害届と告訴状を提出すると、加害者は起訴され刑罰を受ける可能性は高いのでしょうか?また、起訴前弁護依頼により、告訴手続きを依頼することでその確率は高まるのでしょうか?以上、宜しくお願いします。
被害者が被害届と告訴状を提出すると、加害者は起訴され刑罰を受ける可能性は高いのでしょうか?
→そもそも被害届や告訴もされていない事件であれば、捜査すらされていない可能性もあります。
また、起訴前弁護依頼により、告訴手続きを依頼することでその確率は高まるのでしょうか
→告訴を受理すると警察には捜査の義務が生じる一方で、警察は一般的に多忙ですので、告訴自体をなかなか受け付けないこともあります。
確率については統計がない以上何とも言えませんが、捜査機関に対して主張すべきところを主張してもらえるという意味でご自身が対応するよりは良い結果になる可能性は高まるとは思います。