夫の不倫相手への慰謝料請求と私の過去の不貞の時効についての相談
夫の不倫相手に慰謝料請求したら、夫が激怒し4年前の私の不貞相手にも慰謝料請求すると言っています。
夫が私の不貞を知ったのは不貞が始まってすぐの事ですが、同じ職場の人で名前もわかっています。今回まだ時効じゃないと言い張るのですが、不貞の慰謝料請求の時効の起算点は不貞を知り及び相手の氏名住所を知った時から、とありますが、夫は私の相手が同じ職場の◯◯さんと知っているのにその時に請求をしなかった事は、氏名と住所を知る手立てがあったのにあえて知ることを放棄していたと言えますか?
この場合、夫は未だ相手の住所を知らないので、本当に時効はまだ成立していないのでしょうか?
昭和48年11月16日最高裁第二小法廷判決を参照して検討すべき事案です。
確定的な回答はできかねますが、判示内容からすると、
職場がわかっているのであれば、それで請求ができるため(訴状送達可能)、
住所を知らなかったとしても、起算点としてとらえることができます。
ただ、ご相談概要からすると、「氏名」の部分があやふやです。
職場の○○さんという程度では、提訴できませんので、
「氏名」を知った時から起算と考えることになるかと思います。
では、氏名とはフルネームと言うことでしょうか?当時職場は40名弱の人数で簡単に推知できたと思うのですが、やはり弱いですか?
というか今思い出したのですが、夫は私のLINEアプリをみて不倫に気づきました。そのアカウントは本名で登録されていますが、これは知らないのではなく失念してしまっただけで、過失ではないでしょうか
旦那様が、4年前に不倫相手のフルネームを知り、勤務先も知っていた又は知り得る状況にあったというのであれば、その時点から時効がスタートしているとも考えられます。
ただし、旦那様が「知らなかった」と言い張った場合に、どこまで証拠をもとに反論できるのかは別問題です。
こういう争訟の場合、どちらがどのような証拠を出す必要があるのでしょうか?
夫が知らなかった事を証明するのは無理なのですが、相手が夫が知っていたことを証明するのも困難な気がするのです。
>こういう争訟の場合、どちらがどのような証拠を出す必要があるのでしょうか?
夫が知らなかった事を証明するのは無理なのですが、相手が夫が知っていたことを証明するのも困難な気がするのです。
・相談者さんの証言
・もしあるなら、当時相談者さんの不貞が発覚したことを前提とした夫とのメール等のやりとり
などが考えられると思います。
要するに夫を敵にまわし相手方へつくという事ですね。わかりやすいご回答ありがとうございます!
実際には、4年前にもう相手の身元はわかっていたから時効だと思う、とか、
もし裁判所に呼ばれたら、嘘をつくわけにはいかないので本当のことを話す、とか、
やんわり裁判自体しないように説得するのがいいと思います。
そう言っていますが、夫は「時効じゃない、俺は最近事実を知った!」と嘘をついて時効の起算点を変えようとしているような発言をしたり、弁護士を介さず直接請求しようとしています。
相手に突然電話して損害賠償請求権の時効の放棄を実質的にさせようとしているのだと思います。
嘘をついての請求は犯罪だと思いますし、直接の請求もしつこければつきまといになるからやめるよう言っても、あれこれ言って聞きません。このまま興奮が冷めればいいのですが。
犯罪だけはやめてほしいなと思います。
不倫相手が心配なら、とりあえず夫から直接詰められてもハンコだけは押すな、
可能なら相手が脅しているのを録音にとるとなおよい、やばそうなら警察を呼べ、
などアドバイスしてみましょう。
あと、夫から電話きたら即切るのがいいと思います。
それか弁護士と相談してから話す、とだけ述べて切るか。
慰謝料支払い義務があることは認める、とか話してしまって、
相手にまだ時効じゃない口実を与えないように気をつけましょう。
一応相手方には夫の番号には出ないようにつたえ、また別番号からの電話に出た場合それが私との関係などの話だった場合は、記憶が定かではなく考えてから折り返しすると伝えて電話を切るようつたえました。慰謝料のことを強く迫られたら、支払いを待ってほしいや支払う気があるなど発言すると時効の放棄になることも伝えました。
なので、慰謝料の話が出たら代理人を立てますのでそちらから連絡しますと伝えるように話しておきました。
最終的には相手の判断にはなりますが、
記憶が定かではないとか、わずかでも何か話すことにメリットがないと思いますので、
・電話にはでない
・もし出るなら、相手の名前と折り返しの連絡先、要件だけ聞いて、
弁護士と相談して折り返す、とだけ答えるのが無難だと思います。
そもそも、会話は録音されていると思ったほうがいいですし、初めから「相手の質問には一切答えない」と決めておいたほうが、
咄嗟に適切な回答を考えるより無難です。
ありがとうございます!!!そう伝えさせていただきます。