略式起訴の判例は公開されますか

略式起訴の判例について。
略式起訴は裁判例検索や判例検索や、判例雑誌のようなものに内容が載ることはありますか?

略式命令では判決理由が省略されており(記載がない)、裁判例としての価値があまりありません。そのため、論文などで紹介されることはあるとしても、判例雑誌や判例DBに収録されることは基本的にないと思います。

論文などで紹介されるとはどのようなケースでしょうか?
また、その場合、被告人の名前などのプライバシーは守られますか?

そもそも、裁判例の紹介で当事者の個人名が出ることはありません。

論文などで紹介されるとはどのようなケースでしょうか?

特定の事件類型に絞って量刑相場などの調査を行うケースがあります。

それは、弁護士が行うのですか?
刑事記録は全く関係ない人間が見るのは難しいと検察庁に言われましたが。

特定の事件類型とは、
例えば脅迫罪や飲酒運転などによる、事件において量刑相場を調べるために、検察庁に調査や閲覧をお願いするということですか?

論文には、被告人がどのようなことをしたか事細かく載るのでしょうか

研究目的で刑事記録を記録閲覧することはあります(昨今話題になった永久保存対象であった最高裁の重大事件の記録破棄問題は、研究目的などの観点からも問題提起されました)。ただ、よほどの著名事件でない限り、事案を特定できるような記載はしないのが学術論文の当然のルールです。

脅迫の略式起訴のような軽微な事件が、論文に載る可能性は低いですか?

私見も含まれますが、あなたの事件が何らかの形で公になる危険はゼロに近いと考えます。
本件の回答は以上とさせていただきます。