高校卒業後でも犯罪行為によって卒業取り消しはあるのかについて。

高校卒業後に在学中に校内で行った盗撮を自首した場合、卒業後の高校在籍期間が過ぎて何ヶ月か経っても高校卒業の取り消しはあり得るのでしょうか?
高校卒業の取り消しの基準は法律的に定められているのでしょうか?
もし、弁護士に依頼した場合に卒業の取り消しを阻止していただけるのでしょうか?
また、一年以上前の犯行の自首でも警察は対応していただけるのでしょうか?

詳しくは存じ上げませんが、高校卒業資格は、一定の教育課程を修了した際に認められるものです。したがって、犯罪歴があることと教育過程を修了していることは全く別ですので、自首をしても高校卒業資格に影響はないと思います。

校内での犯罪であり、被害者が同じ学校の生徒なのですが、高校に事件のことを知られても高校卒業の取り消しがある訳ではないということですか?
また、盗撮に使用したスマホはありますが盗撮した時の写真を全て消してしまっている場合でも自首することはできるのでしょうか?

そうですね。卒業に必要な単位を全て取得し、所定の教育課程を修了されているのであれば、卒業資格を取り消す理由がありません。
本当は単位が不足していた、替え玉など不正な方法で卒業した等の事情があれば、取り消されるかもしれませんが、過去の盗撮で卒業資格が取り消されるという事例は聞いたことがありません。
なので、ご相談にあります自首をされても卒業資格には影響がないものと思われます。

2年ぐらい前の事件でも自首すれば警察は対応して頂けるのでしょうか?盗撮に使用したスマホはあっても、写真は全て消してしまっている状況なのですが。
また、もし警察が証拠を集める場合に高校の防犯カメラを見るなどするため捜査の協力をお願いした時、どんな犯罪で誰が行ったのか学校側に知られるのでしょうか?

自首は証拠がなくてもできますし、公訴時効は経過していないので対応はしてもらえると思います。
ただ、被害者が訴え出ていない状況だと、警察がどのように対応されるのかはわかりません。事情を聴かれて、被害者から訴えがあったら連絡します、みたいな感じですぐ帰されるかもしれません。

もし警察が証拠を集めるため学校に捜査の協力をお願いして学校側が応じた場合、学校側に誰が起こしたかやその犯罪の内容は知られるのでしょうか?