"加害者とのやり取りにおける責任発言の影響について"
傷害事件の被害者となりました。事件直後に加害者とLINEでやり取りをしていたのですが、その際に気が動転しており、事を荒立てたくないと思ってしまったことから「こちらの発言にも責任がある」と発言してしまいました。(加害者は略式起訴済み)
後ほど自分で考え直したり警察等周囲に相談するにつれて、こちらの責任と言える程の発言では無いのではないかと思い直しました。また、認めた発言を元に更に加害者から悪質な発言を受けました。
今後民事訴訟で損害賠償請求をするにあたり、発言の内容を裁判所が判定するかとは思うのですが、当時責任を認めるような発言をした事で、こちらの落ち度と判定されることはあるのでしょうか。
もしくは、今後の交渉の場で当時の発言を撤回、訂正する事は可能なのでしょうか。
ご回答お待ちしております。何卒よろしくお願いいたします。
相手方が民事訴訟において当該メッセージを証拠提出してきた場合、相談者さんが自身にも過失があったと認めたと評価される可能性は否定できません。
和解において訴訟が終了する場合、相応の影響があるかもしれません。
ただ、傷害は故意に基づく不法行為なので、基本的に過失割合の理論は妥当しません。
この辺りは、最寄りの法律事務所に相談いただければ良いかと思われます。
なお、民事裁判では証拠によって事実が認定されますので、メッセージの存在自体を取り消すことは困難ではないでしょうか。
西浦先生
ご回答ありがとうございます。
合わせて伺いたいのですが、仮に最初に責任を認めてしまった発言をしても、発言内容の程度によっては裁判でこちらの落ち度と認められない場合もあるのでしょうか。(目撃者も「そこまで怒る程の内容じゃない」とは言っています)
お手数おかけしますが、重ねてご回答いただけますと幸いです。
仰る通り、発言内容によって評価は変わってくると思われます。
西浦先生
ご回答ありがとうございました。
慰謝料請求に向け、諸々準備したいと思います。