相続人14人。マンションを買い取りたい。
5月末に大叔父A(私の祖母の弟)が亡くなりました。遺言書はありませんでした。
このAには子がおらず、配偶者Bは15年前に亡くなっています。
第三順位の14名が法定相続人と判明しました。
(現在は相続人情報一覧図を作成中)
財産は、1.預金、証券類が約2000万円 2.収益マンションが一棟(土地、建物)、市場評価額3000万円 3.B名義の土地、共有持分1/2(現況更地)市場評価額1100万円です。
この相続に対して誰も積極的に動こうとしません。皆さんやりたくないようです。
特にマンションは自主管理で、ここ一年は放置の状態です。空室2、入金あり4、滞納3です。消防点検も、貯水槽点検もしてません。退去したくても誰にも連絡が付かない状態です。
そんな中、本家から私へマンションの維持管理を含め、これらの取りまとめを依頼されました。
実母は相続人ですが、私自身は相続人ではありません。
取りまとめの報酬として、A名義の一棟マンションを相場より安く譲ってもらうことで合意しました。勿論、誰かの反対があれば成立しないのでその時点で私は撤収するつもりです。
今のところ、連絡の付いた14名中8名からは同意を得ています。
今後の方針として
1.相続人には相続分を実母に有償(持分×4500万円、概算です)で譲渡してもらい、離脱してもらう。すべての管理は私がすることについて同意をもらう。
2.全員の譲渡が終わったら、マンションは実母へ単独相続登記、その後私へ売却。
3.B名義の土地は、実母を単独の権利者とした状態で、私が代理人として、B側親族と協議(多分揉めるし、時間もかかります)。
不確定要素はまだ連絡の付かない6人の出方です。
長くなりましたが質問です
1.上記のすすめ方で間違いがありましたらご指摘願います。特にマンションの移転登記。
2.より良い方法がありましたらご教授願います。
3.B親族との協議が一番難航すると思っています。
相続分譲渡が終わっていれば、代理人(私)だけの意向でB側と交渉できると思っていますが認識合ってますか?
4.B親族との交渉で、最悪の場合は、家庭裁判所へ遺産分割調停申立、まとまらなければ裁判し、強制的に分割、登記完了後、共有持分買取り業者へ売却の予定です。多分買取り300万くらいだと思います。うまく行かないでしょうか?
1.について 問題ありません。
2.について 他の相続人から印を貰えるのであれば、ご指摘の方法が一番いいでしょう。
3.について 交渉自体は、代理人として可能でしょう。
4.について 法的な遺産分割手続を経れば、最終的にはなんとかなるでしょう。ただ、その手続においては、
相談者さんは代理人になれません。
ご回答ありがとうございます。
概ねこの方針で進めたいと思います。
ところで、質問4の「代理人になれない」の理由が分かりませんでした。
代理人になれない理由をご教授頂けませんでしょうか?
調停とか訴訟とかの手続は、弁護士除くと、家族であっても代理人にはなれません(家事事件手続法22条、民事訴訟法54条参照)。家裁の調停については、本人が出廷できない特段の事情があれば、許可される場合もありますが、単に、お母様が相談者さんに依頼すると意思を表明しただけでは代理人になれないのです。
重ねてご回答ありがとうございます。
そこの段階まで至ることが出来たら、母から弁護士へ依頼しようと思います。
ありがとうございました。