"示談による損害賠償請求と親宛て手紙の法的リスクについて"(ライバー・Vtuber事務所)

私は個人事業主としてライブ配信者向けのサポート事務所を経営しているのですが、そこに所属していた方が他の所属ライバーに対し、代表である私の誹謗中傷や嘘の噂を流したり、引き抜き行為をしているのを発見しました。
discordというアプリにて他事務所へ斡旋していたり、誹謗中傷をしているスクリーンショットがあります。

他の弁護士の方に相談した際に引き抜き行為が契約内容に反しているとして示談する事になりました。
示談内容はその弁護士と話して決まったのですが、示談相手に伝えると大学生だから払えないし、納得出来ないとの事でそこから返事が来なくなりました。
示談内容は損害賠償金50万円、今後関わらない等という内容です。
また、示談内容を伝えた際に相手方から「書類等を送るのは自由」と言われた為、契約書に書かれていた実家に今回の件に関しての手紙を出そうと思っています。理由としては20歳の大学生の為、支払い能力が乏しいとして親御様に連帯保証人になって欲しい事を伝えたいからです。

質問したい内容としては以下の通りです。
・示談に従って貰う方法
・相手方の親宛てに手紙を出しても法律的にアウトだったり、今後示談する上でこちらが不利にならないか

相談していた弁護士の方も急に連絡が取れなくなった為、これからどうすればいいか教えていただきたいです。

示談については相手が任意に対応しない限り裁判外の交渉での対応は難しいでしょう。

また、親への請求については、相手が成人している以上関係がないため、書面を送ることにより余計なトラブルとなる可能性があり、避けた方が良いかと思われます。

任意の支払いが見込めない場合、支払督促や少額訴訟等を行う必要が出てくるでしょう。

・「他の弁護士の方に相談した際に引き抜き行為が契約内容に反しているとして示談する事」

現在当該弁護士と連絡がつかないとのことですが、改めてそもそも契約違反と言えるのかという点からご相談なさったほうがよいように思います。

一般的に引き抜き行為が契約違反となるケースでは、雇用契約における信義則上の義務を根拠としますが、
vtuber事務所ということで、雇用契約ではないでしょうから、何をもって契約違反と判断したのかわかりかねます。特約として設けていたとしても、無効と判断されるように思われますし。