盗撮被害に関する示談金相談を希望します。

私は盗撮被害に遭いました。お風呂場の更衣室です。犯人は現行犯逮捕され、性的姿態撮影処罰法違反(撮影)で逮捕されました。しかし示談金の相場が全くわかりません。
私はネットに晒されている可能性があり不安で街を歩くことが出来ないですし、学校にもいけません。そして盗撮された瞬間もみているし、相手に問い詰めたところの相手の顔が恐怖で夜のまともに寝れずまだ病院にはいってませんがうつ状態です。
弁護士を探しており相談したいのですがよろしくお願いします。まだ示談金の話は出ていませんがなる可能性が高いので早期連絡をもらえると嬉しいです。

近い内に犯人が付けた弁護士を経由して示談の申し入れがあろうかと思います。
示談金の相場は10〜100万円程度と、犯人の資力や相手弁護士の交渉力によっても上下します。
少しでも高く示談をしたい場合には相談者さんも弁護士を付けて、こちらの交渉ペースに持ち込む方がよいでしょう。

性的姿態等撮影罪は近時新たに制定された犯罪であり、まだ明確な慰謝料相場が形成されているとは言えないところがあります。
 だだし、その法定刑(三年以下の懲役又は三百万円以下の罰金)が迷惑防止条例違反よりも厳しくなっていること等に鑑みれば、被疑者に対して以前よりも高額な罰金が科される可能性があります(それに伴い、刑事処分を回避しようとする被疑者側の動向次第では、示談金が高額化して行く可能性もあるでしょう)。
 ただし、法定刑はあくまで科すことが可能な刑罰の範囲を定めたものであるため、今後、撮影罪の施行前よりも、実際に科される罰金刑の金額が高額化して行くのかは定かではなく、今後の検察•裁判所の動向を見極める必要があるでしょう。
 なお、ネット上の示談金の相場情報は一つの参考にはなりますが、留意が必要です。
 そもそも、被疑者側•弁護人側からの立場から記載されていることも多く、被害者側(被害者支援をしている弁護士側)からするとネット情報は低額と感じることもあります(ネット上の相場情報よりも高い金額での示談•裁判経験もあります)。
 また、起訴の可能性(略式請求か公判請求か)、被害者として刑事処罰を望む度合い、刑事事件とは別に民事訴訟を提起する意向、被疑者側の経済状況等の事情によっても変わって来ます。
 被疑者側に賠償資力があり、刑事処罰を回避する動機が強い場合には、数十万円程度ではなく、100万円前後の示談となる可能性もあるでしょう。
 なお、刑事処罰を望む場合には、起訴前に示談をしてしまうと不起訴となる可能性もあるため、損害賠償請求の時期を見極める必要があるでしょう。
 いずれにしても、ご自身で対応するのが精神的にも難しい場合には、被害者支援に精通した弁護士に相談•依頼し、適切なサポートをしてもらうことも検討してみて下さい。
なお、刑事事件の被害者には、様々な弁護士費用の援助制度があります。
 なお、性犯罪の被害を受けた方は、①日弁連委託援助(性犯罪で被疑者側から示談の申入れがなされているケース等で利用可)、②民事法律扶助(損害賠償命令や損害賠償請求の際の弁護士費用等の立替え)のサポート制度を利用できる可能性があります。これらのサポート制度を利用する等して、弁護士にご自身の代理人になってもらい、被疑者側と示談交渉等にあたってもらう方法もありますので、参考になさって下さい。

相場というのは本当にケースバイケースなので、
一概に決まりません。

犯人がお金に余裕がない、ということで10〜20万円のようなこともありますし、
十分なお金を持っていたり、親族が援助するなど、もっと高くなることもあります。

示談の話が出る可能性が高い、ということなら、
提案があった時点で早めに弁護士に相談に行くのが無難だと思います。