学校での怪我と物損について
子供が中学校の体育大会での練習中に巻き込まれ事故にあい、手もつけず、顔面から大怪我、強打しました。その際に斜視のメガネに傷がたくさんついてしまい、メガネの修理代が高いので、学校から出ないのか?もしくは当たった相手の生徒さんの個人賠償保険が入っていないかを相手方に聞いてほしいとお願いしたら、なんとスクールローヤーに相談しますと学校から言われてしまいました。まるで、泣き寝入りしろと言われているかのようです。子供に否は全くないのに、メガネまで修理しないといけないのが納得いきません。それに顔面強打して、後から病院にいくと、数日は安静にしていないと脳出血もあるかもしれないからと言われたのに、先生の話では、大怪我したのに数十分休ませて、本人が大丈夫といったからまた体育大会の練習をやらせたそうで、とても腹ただしいです。ケガした時点で電話してほしかったのに、学校が終わって本人が帰宅する前に電話してきました。どうしたらいいですか?メガネの修理までこちらでしないといけないのでしょうか?
相手方生徒への請求は無理でしょう。
学校側に対して請求をするのが筋となりますが、
事故状況を踏まえたうえで、怪我や物損の点に関して協議をする必要があります。
故意の事故ではない、または通常予想される通常のプレイでの事故であれば、相手方生徒に賠償責任がないため、相手の生徒の個人賠償責任保険は基本的に使えません。
スクールロイヤーは、多発するいじめや学校での事故に関わる法的問題について助言を行う立場の弁護士ですので、まさにご質問のようなケースで学校又は生徒に賠償責任があるかどうかの判断についての役割を期待されている弁護士です。
学校側に何らかの安全配慮義務違反がある事案であれば、学校に賠償責任が生じる可能性があり、その場合、学校が私立か公立かによって異なりますが、民間の保険会社からの保険金や日本スポーツ振興センターからの見舞金が払われるという流れになります。