医師に責任を問えるでしょうか?
68歳の父が今年1月1日に突発性間質性肺炎で亡くなりました。
家族としては通院していた病院の医師が「病気についての説明」を患者とその家族に対して詳細にしなかった「説明義務を怠った」ことが原因で起こった医療事故だと思っています。
2年ほど前に父の咳が長引いているのが気になり地元の呼吸器内科を受信し、その際に「間質性肺炎」と診断されました。
その時の説明は「今すぐどうこうなるような病気ではない」と言われ、定期的な通院とレルベア吸入器による治療をずっと続けていました。
父は健康になるためにしっかりと通院し、正確な時間で薬を飲み、食事と運動にも気を使っていました。
そんな中で前日までは普通に生活していたのに突然呼吸不全に陥り、病院を選ぶこともできずに運ばれた先で重症の突発性間質性肺炎と言われ突然亡くなってしまいました。
後に間質性肺炎について詳しく調べると、この病気は予後が非常に悪く緩やかに症状が悪化していくことや、風邪などが原因で急速に症状が悪化し死に至る可能性がとても高い病気だと言うことを知りました。
通院していた医師がこの病気がそのような難病だと言うことや風邪がきっかけで死に至る可能性が高い病気だと言うことを本人や家族にきちんと説明してくれていれば、「日々の生活の仕方や注意しなければならないこと」「専門医で名医のいる病院へ受診」「風邪をひいたらすぐに病院へ受診」「風邪をひかせないために寒い日には外での運動はさせない」などあらゆる対応が違っていたはずだと後悔してもしきれません。
どんなに後悔したところで、父はかえってきません。
ですが、担当していた医師が説明義務を怠っていたとすればどうしても許せません。
このような場合はその担当していた医師に責任を問うことができるでしょうか?
あくまで一般論ですが,治療終了時の説明義務違反を理由とする責任追及は可能で,死亡との因果関係が認められれば,死亡の結果についても責任を負わせることは可能です。医療過誤訴訟に精通している弁護士さんに相談してみたらいいと思います。