孤独死したアパートの退去時請求が170万円
喫煙者の親族が、20年住んだアパートの部屋でひとりで亡くなりました。賃貸です。退去につき、不動産屋から、170万円もの請求がありました。理由は「死臭がとれず、壁を壊して立て直す必要がある。遺体も溶けていて部屋にダメージがある」という言い分です。わたしは死後すぐに部屋に入りましたが、死臭は全くしませんでした。さらにその後、遺品整理の会社に部屋の清掃・消毒は依頼し、少し残っていた血痕もなくなりました。つまり原状回復できました。問題はタバコで、これについては補修は仕方がないとは思っていたのですが、先方の言い分はタバコではなく、死臭。その理由も、金額も納得がいきません。請求金額の内訳はいま依頼しているところですが、どうしたら良いでしょうか。
いわゆる特殊清掃費用からするとかなり高額という印象ですが、
相手方が求めているのが、クリーニングではなく、
壁の建替えであるため、
そもそも建替えが必要であるのか?
また、建替えによるとしても、全額を負担する義務があるのか?
といった点がポイントとなるでしょう。
金額的にかなり大きいのと、不動産会社側からすれば、できるだけ多く請求・回収できればという心持でしょうから、交渉に関して代理人をいれることもご検討なさってよいかと思います。
大変わかりやすい回答をありがとうございました!なるほどそうですね。代理人についても前向きに検討したいと思います。
問題はタバコで、これについては補修は仕方がないとは思っていたのですが、先方の言い分はタバコではなく、死臭。その理由も、金額も納得がいきません。請求金額の内訳はいま依頼しているところですが、どうしたら良いでしょうか。
死臭がするかどうかは、死因や死後の発見までの期間、気温などによると思います。
これらにより死臭が発生しないと言えれば争えると思います。
血痕が残る死亡原因は何なのでしょうか。
自殺や事故死などの場合は賃料減額や物件価格の減額分の賠償責任が出る可能性があります。
弁護士に面談で詳しい事情を話して相談されたら良いと思います。
ご回答いただきありがとうございます。死因は心臓発作でした。わたしは発見後数日後に部屋に入りましたが、真冬かつ暖房類はひとつも使用していなかったので、死臭および腐敗はなかったです。不動産屋(別の担当者)へ部屋を受け渡した際にも、そんな話は一度も出ませんでした。しかし不動産屋は、発見後室内全て清掃および消毒後2か月以上経ったあとで、「死臭がする」と言ってきました。この場合、「死臭がする」ことを証明する義務は不動産屋ではないのでしょうか。それともこちら側が「死臭がしない」ことを証明する必要があるのでしょうか。(質問返しとなってしまいました。すみません)
心臓発作で、真冬で数日後には発見していたというのであれば、死臭・腐敗が強いとは考えん悔いと思います。「死臭がする」「そのため壁を壊して立て直す必要がある」ということを立証する責任は賃貸人側にあるでしょう。一度面談の上で正式に弁護士にご相談されることをお勧めいたします。
タバコについてはある程度の現状回復費用の負担はやむを得ないと思いますが、20年も住んでいたということなので、普通に使っていてもボロボロの状態になるのは当然といえると思います。
ご回答いただきありがとうございます。安心しました。そうですね、弁護士に依頼することも前向きに検討したいと思います。