示談書の内容確認お願いします

妻の不倫相手への示談書の内容を確認してもらいたいです。
こちらは請求する側です。
長くなりますが、こちらに不利な内容や抜けている条項等などないかご確認いただけますと幸いです。
宜しくお願い致します。

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〇〇〇〇(以下、「甲」という。)と●●●●(以下、「乙」という。)は、以下のとおり合意した。

第1条(不貞行為)
乙は、甲の配偶者である△△△△(以下、「丙」という。)と令和6年3月14日より令和6年4月26日までの間で、複数回不貞行為(以下「本件不貞行為」という)を伴う不倫関係にあり、甲丙の婚姻共同生活の平穏を侵害し、甲に対して精神的苦痛を与えたことを認め、真摯に謝罪する。

第2条(慰謝料)
1. 乙は、甲に対し、本件不貞行為に関する損害賠償金として、金200万円(以下「本件慰謝料」という。)の支払義務があることを認め、これを本示談書締結日から30日以内に、甲の指定する下記金融機関の口座へ振込む方法により支払う。また、振込手数料は乙の負担とする。

銀行名  〇〇銀行
支店名  〇〇支店
口座種別 普通
口座番号 〇〇〇〇
口座名義 〇〇〇〇〇〇
2. 乙は、丙に対する本件慰謝料支払いにより発生する求償権を放棄する。

第3条(遅延損害金)
乙が第2条に基づく金銭債務の支払を遅延したときは、支払期日の翌日から支払済みに至るまで、年7%(年365日日割計算)の割合による遅延損害金を支払うものとする。

第4条(転居・勤務先が変更などの報告義務)
乙が、住所、勤務先、連絡先などを変更した場合、遅延なく甲に連絡することを約束する

第5条(関係解消)
1. 乙は丙との不貞関係を完全に解消し、甲に対して、就業上必要不可欠な場合を除き、丙と接触しないことを約する。
2. 前項の接触は、現実の接触のみならず、丙に連絡(面会、電話、LINE等のメッセンジャーツール、電子メール、ソーシャル・ネットワーキング・サービス、第三者を介した連絡等の一切を含む。)や接触してはならない。

第6条(守秘義務)
乙は、本件に関し、インターネットへの書き込み・書面掲載・口頭による情報の流布・架電・電子メールその他方法の如何を問わず、本件に関する情報をみだりに第三者に対し公開しないことを約束する。

第7条(迷惑行為の禁止)
乙は、甲や丙に対し居宅を訪問すること、甲や丙を誹謗中傷すること、名誉を害すること、その他相手方に不利益となる一切の行為を行ってはならない。

第8条(違約金)
乙が、本示談書の定めにいずれか違反した場合は、違反した都度、違約金として金50万円を、甲へ支払わなければならない。

第9条(完全解決)
甲及び乙は、本示談書の定めが誠実に履行されることを条件として、本件についてはすべて解決したものとし、本示談書の定めに違約があった場合等を除き、以後、互いに何らかの追加的な請求を行うこと、又は異議申し立てを行ってはならない。

第10条(清算条項)
甲及び乙は、両者の間に本示談書の定めの他、なんらの債権債務も存在しないことを相互に確認する。

示談成立の証として、本示談書を2通作成し、甲及び乙による署名、捺印、割印契印のうえ相互に1通を保有するものとする。

他に回答が付かないようなので、気になった点だけ指摘をさせていただきます。

① 前提
  相手方はこの内容で納得しているのでしょうか?
  金額的には過大ですし、第4条の報告義務など明らかに過剰な義務を設定しているように思われます。状況的に、双方弁護士がついていないのだと思われますが、相手方が到底受け入れられないようなものの場合、相手方に弁護士がつくことが予想されます。交渉の進め方として、適切かどうかはよく検討が必要だと思います。

② 求償権放棄
  実効性をもたせるなら三者合意にすべきでしょう。

③ 報告義務
  示談後30日で解決予定のケースで、無限定の報告義務を課すのは、交渉の妨げになるだけのように思われます。

④ 関係解消
  2項が日本語としておかしいので、表記をご検討ください。

⑤ 違約金
  誤字だと思いますので修正が必要です。また、法的な効力があるか定かではない条項であることにご留意ください。

⑥ 9条
  ”等”については、どのようなことを想定しているのでしょうか?
  例示のあとの”等”でもないため、結局この”等”をいれることにより、空文化してしまうおそれがあります。