父が母が残した遺産を自分の会社の補填に使おうとしている。銀行印実印の返還を弁護士通し言われている

父は数年前から持病と高齢とで、入院時には医者から幾度となく余命宣告を受けております。このような状況では会社経営は難しく、会社関経者に迷惑をかけたくないという思いから会社代表の交代もしくは、解散をする方向で数年前から父と兄弟3人で話し合ってきました。また会社の経営状態は決して良いとは言えず、次期社長候補も見つからないことから、ある程度の負債も覚悟の上で、解散する方向で父の意思が固まりました。ところが、会社関係者と話したところ、父が今まで私達に話してきた内容と、食い違いが判明しました。会社関係者には、会社の運転資金を自分の口座から出して会社を継続する方向で話が決まっていたのです。少し体調が良くなると喉もと過ぎればで、私達との取決めを反故し、後に判明した負債額も聞いていた額の倍近くありました。私達は父が貯めたお金であれば一切文句つけませんが、その中には母が残した遺産が半分以上あります。遺言書には母の財産は全て子供達3人に譲る内容でしたが、当時残された父を不便に思い、法定どおりの遺産分割にしました。生前、母は会社関係には一切お金は出したくないと言っておりましたので、その旨も父に伝えましたが聞く耳持たず、母の残してくれたお金をも会社の運転資金に使おうとしてます。また、父に話の食い違いを問いだだしたところ、逆上し一方的に親子の縁を切られた始末です。その後、何度も話し合いの場を求めましたが、無視され続けております。介護施設では保証人が貴重品など預かることになっているので、現在私の方で印鑑を保管しておりますが、弁護士を使って直接対話の出来ない環境を作り、一方的に印鑑の返却を求められています。しかも母の遺言状の存在すら否定した内容です。また銀行通帳は会社の事務員、おそらくプライベートでも身近な女性に全て渡した様です。会社関係者から聞きました。今まで父のフォローは子供の責務として対応してきましたが、それを仇で返され、母の遺言書を否定する言動や弁護士を使って私達から逃げる身勝手な行動に、私達は強い憤りを感じています。
弁護士に対して強く面会を求めた書面も送りましたが返答はなく、今になって連絡が来たのが介護施設の医師から父の容態がよくないので余命1〜2ヶ月ではないかと連絡を受けました。簡単な判断は出来る範囲だが記憶がかなりとんでしまうとも言われました。
再度弁護士からきた回答は実印、銀行印、キャッシュカードの返還です。通帳は会社関係者が持っている状況と父の判断能力も鈍ってきておりますので安易に印鑑など返却したくないと思っていますがいずれ父から訴訟を起こされるのでしょうか?起こされた場合、私達息子は何の罪で訴訟を起こされるのでしょうか。
宜しくお願いします。

既に遺産分割協議をして遺産分割協議書も作成したのでしょうか。
そうであれば、もともと母の遺産であっても、現在は父の財産なので父が自由に使用できます。使途は問いません。
その意味では、残念ながら、遺言状の存在を言っても現状ではどうしようもありません。
父に判断能力がなく成年後見人をつけるべきかどうかと言う問題は残りますが。

通帳は会社関係者が持っている状況と父の判断能力も鈍ってきておりますので安易に印鑑など返却したくないと思っていますがいずれ父から訴訟を起こされるのでしょうか?起こされた場合、私達息子は何の罪で訴訟を起こされるのでしょうか。
  親子なので、刑事事件にはならないと思われます。
  あなた方が持っているのが、通帳、印鑑で、預金を下ろしていないということであれば、通帳と印鑑の
  返還請求訴訟を起こされることとなると思われます。
  父の判断能力について争うことが可能かと思います。

  弁護士に面談で詳しい事情を話して相談されたら良いと思います。