養育費減額主張書面書き方

養育費減額申し立ての主張書面の書き方についてなのですが、
減額して欲しい理由を書く際、
そもそも相手の都合で離婚を余儀なくされその上に養育費も相場より多い額を支払ってきたのですが、その理不尽な胸の内を記載したいのですが、そんな話は記載したところで何の意味もないのでしょうか?

主張書面においては、養育費の減額を相当とするような事情の変更について記載すべきところですので、そういった観点では【そんな話は記載したところで何の意味もない】とも言えそうですが、背景事情・関連事情として書面の最後の項目などで補足説明的に付記しておくという方針はあってもよいかもしれません。

>そもそも相手の都合で離婚を余儀なくされその上に養育費も相場より多い額を支払ってきた

上記のような事情は、養育費の減額が認められるための「事情の変更」には該当しないものと考えますので、そのような意味では書面上記載してもあまり意味はないかもしれませんが、記載したからといって特に不利になるというわけでもないので、記載しても良いかと存じます。

養育費の減額に関しては記載してもあまり影響はないでしょう。ただ、記載をして不利になるわけではないですし、別居や離婚に至った経緯の説明という意味で記載をしても問題はないかと思われます。

・「理不尽な胸の内を記載したいのですが、そんな話は記載したところで何の意味もないのでしょうか?」

意味はありません。

真に減額を望むのであれば、客観的な事実(当時の算定表上の金額と実際に支払っていた金額。端的な離婚理由)だけを記載すべきです。
ご自身の感情の吐露や相手方に対する非難は、
記載としてははっきりいって有害です。

『審判』の際には、そのような記載をしていたとしても、それを理由に判断が変わることは通常考えられません。
ですが、養育費減額の『調停』との関係でいえば、これは合意を目指す手続きであり、相手方を刺激して感情的な対立を強めてしまえば、調停委員側も説得のしようがありません。