格安の賃料で身内が土地賃貸借契約書にサインをしてしまった。契約内容の訂正は可能でしょうか?

土地賃貸借契約書が、どの程度の効力を発揮する書類なのかを質問させてください。

父・母・私の3人で所有している40坪くらいの土地に薬局を貸す予定でした。
薬局の賃料の相場は大体20-30万円くらいと考えておりましたが、
数日前に薬局の社員がこっそり父親に会いに行き、格安の賃料で土地賃貸借契約書の署名・捺印を押してしまいました。
30年で月額2万5千円です!
高齢で判断力の鈍った父親は「薬局の建設が遅れてしまうので今すぐサインしてほしい、行政の手続きで必要な形式上の書類なので大丈夫だ、賃料はあとから交渉で変えられることができる」とせかされてしまい、つい捺印をしてしまったようです(実印ではなく銀行印だったようですが)
私になんの事前連絡もなく勝手にそのような契約をされたこと自体が非常に不愉快なのですがこの契約を撤回、または賃料を相場通りの額に訂正することは可能なのでしょうか?
ご教授の程よろしくお願い申し上げます。

「父・母・私の3人で所有している」

父親が持分過半数を持っているということでしょうか?

「薬局の建設が遅れてしまうので今すぐサインしてほしい、行政の手続きで必要な形式上の書類なので大丈夫だ、賃料はあとから交渉で変えられることができる」
これが事実だとすればというところですが、おそらく相手方は、そんな発言はしていないというと思われます。

いずれにしても、金額的に数千万円の差になるので、弁護士をいれて対応なさった方がよいかと思われます。

共有ということであれば、争う余地がありますので、弁護士を入れて交渉した方が良いと思料いたします。
また、賃料の金額にも争いがあるとのことですので、場合によっては不動産鑑定士資格も有する弁護士に依頼した方がより好ましいと思われます。

所有権の持分の割合がどのようになっているかという点にもよりますし、あまりにも相場とかけ離れた金額での貸し付けで、しかもその金額となることに特別な背景事情もない場合、金額面を含め修正が可能な場合があるでしょう。

金額としてかなりの金額面での争いとなるため、一度弁護士に相談をされた方が良いかと思われます。