父に送った手紙が第三者に漏洩し、母から訴えられる可能性

両親が離婚して20年以上会っていなかった父に手紙を出しました。
父がその手紙をもって母方の親戚や近所へ行き、自分だけが悪かったのではない等と母と弟とトラブルになっているようです。
私は遠方に住んでおり、状況も真実も分かりませんが、母と弟が私を訴える、私が父に送った手紙を母の会社の取引先の役員にも見せた、とメールが来ました。
どうやら、私の手紙がコピーされて出回っている様子です。
私が私的に父に送った手紙で、第三者である母や弟に訴えられることがあり得ますか?
他人に見せて良いと許可していませんし、当然にコピーを許していません。
娘から老いた父への慰めの手紙のはずが、思いもよらない事態になって困っています。
まだ訴状も相手弁護士からの連絡もありませんが、何か準備すべきでしょうか?
逆に私の手紙には私の個人情報が記載されていますので、手紙を第三者へ広めた父と取引先に見せた母と弟をプライバシーの侵害などで訴えることはできますか?

あなたが、訴えられることはないですね。
あなたについては、事件性はありません。
父親や母親、弟さんらに対して、プライバシー侵害あるいは名誉棄損で訴えることは
可能でしょう。

承諾なく私的な手紙を開示する行為について、プライバシー権侵害が認められる可能性があります。
手紙の内容を特に問題にせず、プライバシー権侵害を認めた裁判例もあれば、手紙の内容が通常公開を欲しない私生活上の情報かどうか検討してプライバシー権侵害にあたるかどうか判断している裁判例もあります。いずれにせよ「内容」は相談者様の損害額にも影響します。
したがって、本格的に訴訟を検討されるのであれば、質問者様の承諾なく開示された手紙の内容を弁護士にお見せして相談されるのがよいと思います。

また、相談者様が訴えられる可能性があるとの問題については、相手方からの文書や訴状等が届いてからでなければ対応は難しいかもしれません。上記手紙の無断開示の問題とセットでお近くの弁護士に相談されるよよいと思います。

両先生方、ご回答ありがとうございました。
私については事件性がないとの事で安堵いたしました。
訴状が届くことがあれば、脅迫のメールが届いている点とプライバシー侵害の件を含めて弁護士に相談したいと思います。