窃盗被害に関する弁護士への相談及び行動に関する問い合わせ

【いつ】
2023年3月頃
【だれが】

【どこで】
個人で所有する空き地にプレハブを設けて、個人事業の事務所として使用してた。そのプレハブにて。
【何があったか】
・窃盗(空き巣)被害にあいました。
・窓ガラスが割られ、テレビ、工具、防犯カメラ、車両、材料(電線)を盗まれました。
 警察の調書に記載した、自己申告の時価額でおよそ100万円強の物品を盗まれました。
 (購入時の金額にすると200万円弱)
【状況】
・被害発生時、通報し、警察の取り調べに応じて、被害届を出しました。
・犯人は警察によって、2023年下期に逮捕されたと、担当刑事から電話連絡を受けました。
・刑事裁判が終わり、刑事罰、懲役4年がついたと、検察庁からはがきで通知が届きました(最近)
・犯人には現状、面識がなく、上記の通知にて、個人名がわかる程度の状況です。
・これまでの経緯で、示談交渉などは一切、連絡が来ませんでした。
・逮捕された実行犯は3人いたそうです。しかしながら、実刑がついたのは内1人だそうで、上記通知にはその1名のみの個人名が記載されておりました。その為、実行犯のうち2人については、個人名すらわかりません。
・警察が、犯人の拠点から盗品を一部回収してきております。(車のみ)
・回収した盗品(車)は一部破壊されており、窃盗時の状態よりも劣る状態で返却されました。
・車以外の盗品は、一切返ってきておりません。

こういった体験は初めてで、物品の弁償については、何らかの格好で、民事で訴えるにしても、そういった手順や、弁護士の紹介などの案内が警察から来るのかと勝手に思っていたのですが、現状、上述の通り、はがきで実刑がついたという通知があったのみで、こちらから何もしなければこれで終わりの様相です。

私が取りべき行動についてアドバイスいただけないでしょうか。
地元の弁護士事務所など、ネットで調べてみると、相談料30分で5000円など、相談レベルから費用を要するようなので
民事で損害賠償について訴えるなど、行動をする価値があるのかどうか、どういったことから始めたらよいのか、わからない状況です。
・現実的には、被害の弁済は難しく、無駄になる可能性が高いでしょうか?(泣き寝入り)
・実際には、事業で使用する工具類もあったため、実務に要する状況から、再度購入などをしているものもあり、精神的な負担も多かったです。
・取り戻せるものがあれば当然取り戻したいですし、難しければ時価額になってしまっても損害賠償を請求したいです。
・「弁護士さんにお願いして、民事で訴える」という場合、どういった点で、弁護士さんを選べばよいのでしょうか。
契約形態はどういったものが一般的で(実務に対する工数支払い?成果報酬?)、このケースだとどういった契約形態が望ましいのか、メリットとデメリットを併記して頂けると助かります。
・加害者に対して、民事で訴えを起こした際に、どこまで匿名性が保たれるのでしょうか。(報復への配慮)
・裁判になったとして、裁判所に伺う必要が出てくるのでしょうか。それとも、書面によるやりとりのみで、裁判が終わるところまでいける場合もあるのでしょうか。

被害回復のためには別途、民事裁判により損害賠償請求を進めていただく必要がありそうです。

被害額が大きそうなケースなので一概には言えませんが、加害者に十分なお金があれば、刑事事件の時点で示談の申し入れがあることが通常で、
それがなかったということはお金を持っていないことが想定されるほか、実刑になっているのであれば民事裁判で判決を取得したとしても回収の見込みは高くなさそうです。
回収の見込みが立ちづらいケースですので、完全成功報酬のような形で受任する弁護士はいないように思います。弁護士費用や実費で50万円程度の支出は必要となりそうです。

近時、当事者情報の秘匿化が進んでおりますので、きちんと対応すれば原告の情報を匿名としたまま裁判を進められるように思います(原則は、公開されます)。
ご対応を弁護士にご依頼いただく場合は、通常ご本人様が裁判所に出頭される必要はありません。