立替金清算に関する答弁書提出と口頭弁論の日程変更についての相談

相談です
知人から旅行の立替金を払えと少額訴訟を起こされました。その内容について、こちらも清算できていない旅行の立替金があります。この金額は差し引かれていません。
答弁書でこちらが立替えた施設の予約完了メールや、タクシー代の領収書を添付してこれらを差し引いた金額なら支払う意思がある、と回答していいのでしょうか。
また口頭弁論の日は海外に行っているため、欠席したいと考えていますが、この場合は欠席せず日にちを変更してもらい口頭弁論に出席し、エビデンスの説明をしたほうがいいのでしょうか。

少額訴訟を提起されたとのことですが、そもそも、少額訴訟のまま応訴するかは要検討です。
 少額訴訟は、「民事訴訟のうち,60万円以下の金銭の支払を求める訴えについて,原則として1回の審理で紛争解決を図る手続です。即時解決を目指すため,証拠書類や証人は,審理の日にその場ですぐに調べることができるものに限られます。
 このように、少額訴訟原則1回の審理、取調べられる証拠の制限などの制約があるため、反論の時間や機会を確保するためには、被告側より、通常訴訟への移行を申し立てる方法があります。
 立替金に関する反論を希望されていることに加え、口頭弁論の日は海外に行かれているという事情もあるようですので、通常訴訟への移行を申し立てた上で、あなたも出席可能な日に期日を指定してもらってはいかがでしょうか。
 参考までに、裁判所のサイトを紹介してこいますので、確認の上、対応なさって下さい。

【参考】裁判所サイト「少額訴訟」
https://www.courts.go.jp/saiban/syurui/syurui_minzi/minzi_04_02_02/index.html

早速のご回答ありがとうごさいます。
通常訴状への変更も検討したいと思います。

通常訴訟へ移行した際、おそらくお互い弁護士さんを立てて、となると思うのですが、少額訴訟の訴状に「訴状費用は、被告の負担とする。」という記載があります。
これは通常訴訟に移行したあとの向こうの弁護士費用についても私が負担しなくてはならないのでしょうか?
それともお互い自分の弁護士費用は、自分で負担となるのでしょうか。向こうの費用まで負担となると、厳しいので答弁書を提出し口頭弁論には欠席しようと考えています。
ご回答いただけましたら幸いです。

訴訟費用の例は、訴状や申立書に貼る収入印紙代、書類を送るための郵便料、証人の旅費日当等です。
 なお、訴訟費用には,弁護士費用は含まれません。自分が依頼する弁護士の弁護士費用は自己負担が原則です。

【参考】訴訟費用(裁判所サイト)
https://www.courts.go.jp/saiban/syurui/syurui_minzi/minzi_01_03/index.html

丁寧なご回答ありがとうございます。安心しました。