車の電動サイドステップ修理の対応について

知人の車に乗った際、電動サイドステップを破損してしまいました。何かをぶつけたわけではなく乗り降りしただけです。外車だったこともあり、片側だけの販売はなく修理は両側になると言われ、その旨を保険会社に説明し、保険の申請をしたところ破損した箇所の補償しかできない、また、時価になるため新品に交換するということは相手が利益を得るということになるからねと言われてしまいました。保険会社は介入しない保険のため、全て自分で対応するしかありません。知人ということもあり波風を立てたくないのですが、新品に交換となるとそれなりの金額になります。リペアや他の修理業者にすることは可能か、自動車保険は使用できないか等提案しましたが、全て断られてしまっている状況です。保険金を上回る請求はこちらで負担するしかないのでしょうか。

通常の用法に従い使っただけだと、そもそも過失がなく、
損害賠償責任が発生しないものと思われます。

そのため、質問の前提を欠き、保険金を上回る金額の負担事態が生じにくいような気がします。

波風を立てたくないとのことですが、電動サイドステップ側の問題(欠陥)ではないかという指摘が本質
となるような気がします。

ご返答ありがとうございます。

降りる時に踏んだ場所が悪かったのかステップが割れてしまい、故意ではないため個人賠償責任保険の適応になるとのことで見積書等提出させていただいたところ、上記内容の旨を伝えられました。知人にも保険会社から時価評価額を超える支払いはできないと回答があったと伝えたのですが、保険がおりるおりないは関係ない、こちら(相手方)の自動車保険を使えないか書かれていることにも腹が立つと言われてしまっていて、過失はこちらにある以上保険金を上回る分は全額支払うしかないのか知りたかったです。

過失を自認するという前提なのですね。
保険を使えるように調整することはあり得る話ですが、事情が変われば改めて過失の有無から争うことはありえる選択肢です。

仮に過失を自認して争わないという前提であれば、あとは修理内容としての相当性の問題に集約されてしまいます。

通常の交通事故でも板金修理(部分修理)で足りるのに、新品交換の見積があがってきたら争いになることが多いです。裁判になれば裁判所はシビアに判断し、部分修理相当額しか認めないことが多くあります。

知人ということもあり、保険でなんとかなるならなんとかしたいと言う気持ちが強かったのですが、こちらの提案は全て断られてしまい、早く払えと言われているようで、保険会社が間に入ってくれれば良かったのですが、相談には乗ってくれますが交渉等は全てこちらで行わなければいけないため、困っていました。
知人といえど、こうなった以上は第三者を介入して公平に判断していただいた方がいいのでしょうか。

相手は知人だからといって賠償請求について妥協するつもりはなさそうですね。
そうであればこちらも弁護士代理を検討したり、裁判所の調停手続きなどで第三者に介入してもらうのは一つの手でしょうね。

分かりやすく丁寧に返答していただきありがとうございます。とても参考になります。
相手からはそちらが破損したのだから新品交換分支払って当然とのことなのですが、こちらとしては一部修理(リペア)可能なのに新品でないと嫌だという訴えは相手の都合ではないか?と思うのですが、法的には問題ないのですか?

法的な問題はないです。
すでに述べたとおり、「通常の交通事故でも板金修理(部分修理)で足りるのに、新品交換の見積があがってきたら争いになることが多いです。裁判になれば裁判所はシビアに判断し、部分修理相当額しか認めないことが多くあります」という考え方で実務は動いています。

一部修理で足りるというあなたの考えと、新品修理が相当な修理方法だという相手の考え方は、対等なものです。裁判になれば、双方が主張を尽くして、どちらの主張する修理方法が適切・妥当なのか判断されるということになります。

ありがとうございます。
では、現段階でこちらができることは①再度相手方と話し合いお互いが納得できる範囲でなんとかおさめる②要求通り全額支払う③弁護士代理や第三者介入してもらい必要に応じて裁判をするという認識で合っていますか?(過失を自認する場合)また、最初に返答くださったように、④そもそもこちらに過失はなく電動ステップ側に欠陥があったのではないかと過失の有無で争う(過失を自認しない)という判断もありということですよね?

そのとおりです。
ご健闘をお祈りいたします。