セクハラ被害について、法的アドバイスをください。

Question

上司から継続的にセクハラを受けていました。
具体的には書けませんが、強制わいせつに該当するようなものも何度かありました。その人と2人で仕事をしていたので関係悪化を避けたく、強く拒絶もできなかったため表面上は仲良くメッセージのやり取りはしていました。(性的な内容を含みます)
ただ、避けられるところは避け、口頭でもメールでも断っていましたし、体の関係ももっていません。

その後しばらくして、奥様から直接連絡がきました。浮気相手と疑い一方的に責められ、恋人や家族の連絡先など私に関する個人情報を送れと要求されました。

私が持つ証拠として、無理やり手を出したことや嫌がっていると上司自身が認識している文面などが残っています。いつ、どこで、なにをしたというのもある程度残っています。
また、他の人にこの件について相談もしたことがあります。会社にも報告済みです。

今後どのようにするのが得策か考えており、色々と情報が欲しいです。私にも落ち度はありますが、巻き込まれ精神的苦痛をうけたことについて怒りがおさまりません。また、奥様の誤解が解けたかもわからず、訴えてくる可能性を考え恐怖を感じています。

1.セクハラ・性被害にあったと訴えるには、この証拠では不十分でしょうか。場合によっては警察も考えています。
2.上司だけでなく、奥様も訴えることはできるものですか。
3.私がメッセージを返すなど好意的に接していたことが不利に働くことはあるのでしょうか。

鈴木 理司 弁護士 · Accepted Answer

>・退勤後に飲みに付き合ったりしばらく雑談に付き合ったりしていたことは不利に働くことはありますか？
不利に働くとは考え難いです。

> ・また、セクハラ被害者が不倫として訴えられた事例はありますか？
私は知りません。
日本の法制度では、請求の当否に関わらず訴えることはできるので、セクハラ被害者が不倫として訴えられることはあり得るでしょう。
もっとも、裁判で請求が認められるためには、事実を証拠で証明する必要があります。
不倫の証拠は、男女が2人で密室に入った写真や男女2人で密室に入ったことを推認させるようなSNSのやりとりです。
これらの証拠は、おそらくないでしょう。
上司の奥様がご質問者様を訴えたとしても、きちんと反論すればご質問者様が勝てる可能性はあります。

鈴木 理司 弁護士 · Answer

1.証拠の具体的な内容を確認しないと判断が難しいですが、上司がご質問者様に対してセクハラをした証拠に該当する可能性はあります。
2.上司の奥様に対して請求するのは難しいです。
上司の奥様から金銭要求があった場合に、ご質問者様が上司の奥様に対してその金銭を支払う義務を負わないことを裁判所に確認することは出来ます。
3.上司と部下という上下関係がありますので、メッセージを返していたことがご質問者様に不利に働くとは考えがたいです。