詐欺の損害賠償請求の件と、弁護士事務所の方との関わり方について

詐欺事件で、口座名義人5名の中の1名と損害賠償請求中です。

口座提供者(被告)が当時未成年であったこと、悪用されると思わなかったことが答弁書に書いてあり、強制されていた証拠のようなLINEを数画面添付していました。
そのLINEも、約3年前の事件に対する証拠なのですが、スクリーンショットの日にち部分に「何年」という記載がなく、その事件のあった同年に残していたものだという所は明らかに変だと感じています。(事務員にその旨をメッセージしましたが、先生にご意見をお伝えしますとだけ言われています)

答弁書をみると、当時私が被告に入金して
一週間後に銀行から被告に連絡があり、被告は銀行と警察へ行ったとのこと。

私は自分+依頼した弁護士の動きを履歴から振り返り、疑問に思ったので質問させていただきます。

①被告の口座への入金から20日後、私は弁護士さんと初コンタクト(LINE)。経緯を説明し、詐欺であることと凍結を早めにすることを提案され、それから一週間後に凍結の連絡をいただきました。
弁護士との初コンタクトより前に被告が銀行から連絡を受けたということになるのですが、流れとして違和感を感じています。
他の被害者から振込みなどがあったなら理解できますが‥。
順番がおかしくはないですか?
これは一般的なことなのでしょうか?

②答弁書で被告は「自分に過失はなく、安易に大金を振り込む原告にも過失がある」とし、数割での示談を提示してきています。
弁護士事務所の事務員曰く、「被告は弁護士をたてていない」とのことですが、成人そこそこの人が書く文章に見えず、まるで手慣れたプロのようで、添付していたLINEでの会話とのギャップも大きいことと、さらにプロへの相談やなんの根拠もなく過失○割と提示できるのもおかしいなと感じています。

③私自身、当時はお金のためではなく好意があったので、その時のやりとりや入金の証拠は全て弁護士に提出していますが、裁判では「お金のために話にのったわけじゃない」ということも判断材料にしてもらえるのでしょうか?

最後になりますが、担当事務員の方が途中から別の方に変わり、話が通じにくく、返事も以前の担当の方より冷淡で質問したことに答えてくれていないことが多いです。
機嫌を損ねたくない気持ちと、あまり色々煩わせたくないとも感じていますが、依頼からもうすぐ三年になるので焦りもあります。
どのように接したら良いかもアドバイスいただけると助かります。

①について
犯罪利用口座は、あなたからの入金だけでなく、その前後を通じて色んな被害者からの入金がされている可能性があります。
他の被害者が警察に相談したり、あるいは他の被害者が相談した弁護士が当該口座に振り込め詐欺防止法に基づく口座凍結措置をとったとすれば、
銀行から被告に連絡が行った時期についておかしい所はないかと思います。

②について
犯罪利用口座の提供者は加害者側になりますので、基本的に騙された被害者の落ち度を理由に過失相殺は認めるべきではありません。
これを認めると詐欺被害者は全員何等かの騙された点について落ち度がある場合が多いので、騙した加害者側が得になってしまうからです。
さらに、相手が悪用されると思っていなかった、強制されていたという点については、口座提供について様々な機関(警察や銀行)が注意喚起していますので、悪用されるとは思わなかったという反論は通らないこと、強制は違法行為をしていい理由にならないこと(警察に相談などの手段がとれる)を説明してそのような主張は失当であると反論するべきかと思います。

ただし、和解に際しては、相手に資力がないなどの事情がある場合、回収可能性を考慮して、被害金額の何割という交渉ならありえる話だと思います(過失相殺の話ではないです)。

③について
恋愛関係を利用して振り込ませたにしても、利益が得られると偽り騙していようと、いずれにも金銭の利得に向けた詐欺行為であれば
あまり違いはないと考えられます。相手の責任を減殺する理由にはならないと考えます。

④最後について
申し訳ありません。他の弁護士と委任関係に口出しはできないため、回答は差し控えます。

ご丁寧にありがとうございます。

「相手に資力がない場合の被害金額の交渉」の件ですが、家族に交渉させたり、振込先の者との交渉も実績があると弁護士から言われているのですが、勝訴判決を得てからでないと、犯人や口座名義人の生活状況や別口座の有無も調べられないとのことでした。

さらに「職の有無や資力を調べるためには外部に依頼しないといけなくて、比較的高額になるかと思う」と言われています。

ただ、この時間の間に資金の移動や使い果たしたりなど出来てしまうんじゃないかなと不安も感じているのですが、弁護士の権限として勝訴判決がなくても調べられることはとても少ないのですか?

契約当初に「契約の時にいただいた着手金と最後の報酬金意外はいただかない」と言われていたのでその旨お伝えし、スクリーンショットを求められたので送信しましたが、対応の事務員が変わったのか「先生にお伺いしてお返事いたします」と言われて以来1か月ほどその回答が得られていません。

今年の8月で三年経過するのですが、裁判はまだ一名のみ。あとお一人は連絡が取れている状態ですが住所変更等の理由で延期、残り3名はまだ法廷の場に立てていない状態です。
時効などの問題が不安なのですがこのまま裁判にもちこめなくなったり、請求できないまま終わってしまうのでしょうか?

相手に資力がない場合の被害金額の交渉」に関しては、担当弁護士から「家族に交渉させたり、振込先の者との交渉も実績がある」と弁護士から言われているのですが、勝訴判決を得てからでないと、犯人や口座名義人の生活状況や別口座の有無も調べられないとのことで、「職の有無や資力を調べるためには外部に依頼しないといけなくて、比較的高額になるかと思う」と言われています。

①弁護士の職権で、これらのことを事前に調べることは実際に不可能なのでしょうか?

この時間の間に資金の移動や使い果たしたりなど出来てしまうんじゃないかなと不安も感じていて。
弁護士の権限として勝訴判決がなくても調べられることはとても少ないのですか?

②外部への依頼に関して、契約当初に「契約の時にいただいた着手金と最後の報酬金意外はいただかない」とメッセージいただいていたので、その件に関する質問をしたところ、スクリーンショットを求められたので送信しましたが、1カ月あまりその回答が得られておらず、やきもきしています。

今年の8月で三年経過するのですが、裁判はまだ一名のみ。あとお一人は連絡が取れている状態ですが住所変更等の理由で延期との報告。残り3名はまだ法廷の場に立てていない状態です。
時効などの問題が不安なのですがこのまま裁判にもちこめなくなったり、請求できないまま終わってしまうのでしょうか?

③母や友人にお金を借りたことからことを荒立てたくないのと、家内工業で1人で警察に出向くタイミングができなくて被害届も出せておらず、契約当初にその件もご相談したのですが、特に何も言われなかったのでそのままにしていました。時間が経過し、色々調べる中で警察にはまず報告!という記事をたくさんみかけてどうしたら良いものかも考えています。

どれか一つでもアドバイスいただけたらと思っています。

依頼した法律事務所について、このページを見て何か思うところはありますか?
https://www.toben.or.jp/know/iinkai/hibenteikei/news/post_8.html

見て思うところがあれば、弁護士会の市民窓口相談や消費生活センターへの相談をご検討してみてください。

質問に記載された事件処理内容・方針についてのアドバイスは困難なのでどうぞよろしくお願い致します。