ボイスレコーダーにおける録音内容の文字起こしは法的資料として利用可能か?
通話におけるトラブルです。ボイスレコーダーで録音した内容に関して、それを文字に起こした文章は法的手続きにおける資料になりますか?
元のボイスデータは残念ながら消してしまっています。
ご質問ありがとうございます。
資料・証拠にはなり得ます。
ただ、データがないことから、証拠としての力は弱くなってしまいます。
データを消去した経緯や理由、会話に至った経緯や当時の状況・事情などをより具体的に説明することで、
文字起こししたものが、実際の発言内容であることを信じてもらうようにすることになるでしょう。
ご参考にしていただければ幸いです。
・「元のボイスデータは残念ながら消してしまっています」
上書き等をしていないのであれば、復元できる可能性があります。
逆に言うと、復元を試さなかったということであれば、
「文字起こし」はあなたの供述以上の価値はないように思われます。
録音の反訳書面は証拠になり得ます。ただ、訴訟等の場合、通常は、反訳書面と録音データを併せて証拠提出することが求められます。【元のボイスデータは残念ながら消してしまっています。】ということですが、もし重要な証拠なのであれば、データ復元業者への相談等も検討なさってもよいのかもしれません。