ArrowStreetCapitalによる投資詐欺について、警察への報告および調査依頼は可能か?

ArrowStreeetCapital(戸川義文氏)というアメリカに本社を置くとされる投資会社で投資詐欺にあう。
12月はじめごろ、
手口は、「村上世彰氏」を語る広告で投資についての学習できるLINEグループへ誘導され、専用アプリを使った仮想通貨取引の体験キャンペーンをし、体験資金を増やして、信用を得させ、徐々に入金させていく、という手口。

グループへは、戸川氏が週に3回勉強会のLIVEを毎回1時間実施。プロフェッショナルトレーダー前村知一は、指導取引と称して、一日に一回程度、ほぼ100%儲かる取引を会員にさせる。一回は、損が出たが、直後に倍返しの取引をするので非常に巧妙。戸川氏LIVEで、顔出しをしていたのでさらに騙される。途中、新規仮想通貨の発行があるということで、そこでも「10倍以上になる」と大量の資金を集める。2か月たった2月1日突然、「金融庁からマネーロンダリングの調査が入り、これにより、正式に日本支社は、金融庁の監督下に入る。これは、朗報。しかし、調査が入ると、口座を凍結されるので、現在のポジションをすべて決済し、出金手続きを行ってほしい」とトレーダーから連絡。
出金手続きには、ガス代と称する仮想通貨の手数料として0.1%かかり、私の場合は543万円と言われた。
グループは解散され、戸川氏は、本社に戻り、事情説明をしてから帰国する、という。

それまでにすでに2500万を入金しており、追加の資金は準備できないというと、「口座が凍結される」と繰り返される。私は、ここで「詐欺」と気が付いた。

LINEグループだったので、LINEのチャット履歴とアプリの中の取引・資金履歴は残っている。
まだ、警察には届けていない。
資金を入金した口座登録先も残っている。(OTC口座と言われていた)
これで、調べてもらうことは可能なのでしょうか。

まずは警察に被害相談をし、お金を振り込んでいた口座が国内の銀行口座であれば口座凍結の対応をしてもらってください。
とはいえ、残高が残っていたとしても少額であることが多く、被害回復の期待は少ないです。

お金の移動自体が暗号資産であった場合は、警察でも対応はできません。

補足ですが、
最近、弁護士による二次被害も増えていますので、
その点も注意されてください。
「詐欺 法律事務所」等で検索してヒットする、①フリーダイヤルが設定されている、②弁護士でなく事務局が対応する、③回収可能性が低いのに取戻しに期待を抱かせるような記載が掲載されている法律事務所にはとくに警戒が必要です。
https://www.toben.or.jp/know/iinkai/hibenteikei/news/post_7.html