リフォーム会社からの追加工事の要求に疑問 - 詐欺の可能性はあるか?

【質問】
このケースでは詐欺罪もしくはまだ残金を支払いしていないので詐欺未遂罪にあたるのではと考えているのですが、ご意見お聞きしたいです。
よろしくお願いします。

【相談の背景】
・リフォーム会社(地元の中小企業)
営業マンは会長

・私
関東に住んでいて、距離があるため実際に見ることができない状況だったので、母との電話でリフォームを進めた

・家
母の家の隣の敷地にある祖母の家(築45年)を改修工事

・2023年4月からリフォーム工事を行い、5月初旬には概ね完成していた。
写真が母から送られてきたので、記録は残っています。

・5月27日に会長から電話で、雨漏りで天井や柱に腐れがあるので追加の工事が必要と言われる。
見積書の金額は120万円(外税)だった。
すでに工事は終わっているものと思っていましたが、腐っているのであれば仕方ないと金額に了承しました。
もちろん元々の見積もりで天井や床の大工工事の代金は入っているのですが、腐れに最近気づいて追加で工事が必要な状態なのかと、現地をみていないのもあり会長の言葉を信じました。

・9月に引っ越しをし、いざ住んでみたら施工が希望通りになっていない箇所が多く、会長と相談の上、再工事の流れになった。

・再工事が始まってから、工事責任者に柱や天井の腐れにより5月27日以降に再度工事をしたのか聞くと、5月時点では工事はすでに完了していたし、柱や天井に腐れは全くなく問題ない状態とのことだった。

・工事改修金額金額
家:半分ほどはローン契約済み
残金は再工事後となっている。

詐欺罪というのは、刑事罰に関してですので、慎重な判断をする必要があります。

確認すべき点として、
工事責任者というのは、リフォーム会社の従業員なのか、下請けなどの別会社の人間なのかという点があげられます。

柱や天井に腐れは全くなく問題ない状態だったのか否かが、「工事責任者」の証言次第となっています。

雨漏りを理由とする再工事の実施時期はいつという約束であったのか、完了した旨の連絡があったのか、現状雨漏りなどの問題点があるのか等について確認をする必要があるかと思います。

ご自身としては、強い憤りを感じていらっしゃるでしょうし、すぐに何らかの行動に移したいという思いも理解できるのですが、事が事なので、慎重に事実関係を確認したうえで対応されることをおすすめいたします。

情報が断片的になっており、すみません。
確認事項の回答です。

工事責任者というのは、リフォーム会社の従業員なのか、下請けなどの別会社の人間なのかという点
→下請けと言っていました。この方が工事を指揮していて、自分で大工を集めているそうです。リフォーム会社の社長は見積書を持ってくる時しか顔を出しません。

柱や天井に腐れは全くなく問題ない状態だったのか否か
→全く問題ないと「工事責任者」は証言してました。現状雨漏れもなく、柱の状態は良いとのことです。また、そもそも追加の見積もり書は把握していないと言っていました。

再工事に関しては、床の傾斜が1センチあったためやり直しをしてもらいました。その他にも不備はありましたが、雨漏れでの再工事ではありません。

上記の事情ですと、
証拠固めをしたほうがよいように思います。
立場上、下請けの方の証言は後で変更される可能性が高いですし、
「まだ工事をしていないだけ」という反論ができてしまいますので。
場合によっては、雨漏り等の事情に関して、
建築士などに検査を依頼することもお考え下さい。

下請けの方は大ごととして捉えてくださり、訴えることがある際は証言すると言ってくれています。
また、会長は工事関連の知識がないので見積書の土台は自分が作っているとも言われていました。

証拠固めということは、別の会社の建築士に検査を依頼し、下請けの方と同じように天井や床に腐れがないと判断をもらえば見積書が虚偽だったことになり訴えやすいでしょうか?

おおむねその通りですが、
検査結果は書面でいただく形になります。
下請けの方の証言とは質的に異なりますし、
繰り返しにはなってしまいますが、現実的には翻意されることが多く、
主張の生命線と言える部分をそれ頼みにすることはリスクでしかありません。
法的手続きを望むということはご自身側もノーリスクというわけではありませんので。

口頭での証言だけだとリスクがあるということ、理解しました。
建築士への依頼は検討するとともに、下請けの方にも証言を書面で残してもらおうと思います。

書面がある状態で法的手続きに臨む場合、こちらが有利になりますか?

度々の質問になり、申し訳ありません。
会長とこの件で話し合いの場を設けようと考えているのですが、仮に不正に見積もりを作成した事実を認めされた場合、
これを録音すれば証拠となりますか?

・「書面がある状態で法的手続きに臨む場合、こちらが有利になりますか?」

有利不利というのが何を指しているのかわかりかねる部分がありますが、
現場や証拠を確認しないことには判断ができません。
また上記証拠固めというのは、最低限揃えてないと戦えないのではという趣旨のものです。

ありがとうございます!証拠が必要ということ、重々理解しました。
その他必要なことはありますか?

先程の回答と重複しますが、
具体的な事実(請負契約書や現場の写真等)を確認しないことには、回答ができかねてしまいますので、個別にご相談されることをご検討ください。
アドバイスが毒になってしまうことも考えられますので。