誹謗中傷による開示請求書の拒否と訴訟の可能性について

今日某配信者から誹謗中傷で開示請求書がプロパイダ経由できました。(開示は拒否するで返送済み)
誹謗中傷の内容は掲示板サイトでの『こいつゴキブリみたいだな』の1文です。相手方は何度かいわゆる炎上を起こしていてそれでも活動を続けていたのでそう投稿したと思います。
その書き込み自体数ヶ月前で覚えていないうえ、前後の文脈もありません。
相手方は侮辱で名誉を傷つけられたとありますがこれはプロパイダか裁判で開示からの訴訟はありえるんでしょうか?
その1文だけで数十万とかは調べても出てこないんですけどありえますか?それとも開示されちゃいそうですか?
プライベートの情報を渡したくないです。

・「プライベートの情報を渡したくない」

開示前に任意で和解交渉するほかないと思います。話し合いに応じるかは、相手方次第ですし、金額的な面も相手次第です。
配信者相手での任意での和解となると高額となる可能性があります。

まず上記の1文だけで開示の妥当性は高いとは思えないんですが、簡単に開示請求が通っちゃうんでしょうか?
まず、この1文で開示請求になるとは思えないです。

『こいつゴキブリみたいだな』というのは、明らかに社会通念上許される限度を超えた侮辱発言です。

法務省
侮辱罪の事例集 

https://www.moj.go.jp/content/001375709.pdf

誹謗中傷として開示請求が認められる可能性はあるかと思われます。

現段階ですと、住所等を知られたくない場合は代理人を立てた上で相手に情報が開示される前に和解をし、開示手続きを取り下げてもらうか、開示されないことに賭けて何も行動をしないかのいずれかとなってしまうでしょう。

お二方、真摯な回答ありがとうございます。

追加で質問があります。
1.個人情報の非公開は諦めるとして開示請求が通ったあとに和解は可能でしょうか?
2.匿名Aさんのpdfの科料の事例だと判決の罰金が1万円以下ですが、和解の場合は数百万などの高額を要求されるのが普通なのでしょうか?やはり相手方との話し合い次第でしょうか?

1 交渉自体は可能です。和解に応じるかどうかは、相手方次第ですが。
  もっとも、開示結果を得て刑事告訴に踏み切る可能性もあります。

2 上記資料は刑事罰に関してであり、民事の損害賠償請求(慰謝料請求)は別です。昨今の風潮としては、同種の誹謗中傷を抑止する観点から、和解に関しては、かなり高額な金額を提示する例があります。こちらも相手との交渉次第です。

わかりました。回答ありがとうございます。

最後の質問で、現状で和解に応じる場合は開示請求書に記載された弁護士と直接コンタクトを取る方法一択でしょうか?代理人弁護士だと数十万円ほど費用がかかると思うんですけど、正直なところ費用はかけたくないです。

「現状で和解に応じる場合は開示請求書に記載された弁護士と直接コンタクトを取る方法一択でしょうか?」

和解に関しては、お願いする側です。
情報開示をしないでという条件となると当然交渉は難しくなりますし、
そもそも、どうやって連絡をとるのかという現実的な問題があります。
相手方弁護士としては、加害側の代理人側弁護士が本人確認をしている前提でないと、交渉自体できないように思われます。電話をかけてきたのであれば、当該電話番号の契約者情報を調査するでしょうし、非通知でしたら取り合うわけがないと思いますので。

わかりました。丁寧な回答有り難うございます。