内容証明の問い合わせや無視された場合の動き方について
婚約破棄の慰謝料を内容証明にて請求し、相手方が受け取ったことも確認済みです。
こちら期限が10日ほどあり、支払いが無事行われればいいのですが無視された場合は調停もしくは弁護士に依頼し、訴訟に移行しようと考えています。
・相手方から慰謝料の問い合わせや減額交渉があった場合に気を付けること。
・無視された場合、調停に移行するにしても弁護士に相談したほうがいいのか
弁護士費用が共倒れになることもあることは存じ上げています。
質問したいのは・の2点です
①婚約破棄の責任を認めるのかどうかの確認をできればするべきでしょう
可能であれば証拠化(録音等)
②そもそも裁判をした際に婚約破棄の慰謝料請求が認められる事案なのかどうか、
金額的にどれぐらいになりそうであるかは相談したほうがよいように思われます(交渉方法に影響しますので)。
現在調停をお考えとのことですが、
場合によっては弁護士会が行っているADRの利用も検討されてみてはいかがでしょうか?
・申立て費用が安い(訴訟と違い、相手方は無視するケースが多いので)
・期日を沢山重ねた場合は調停より高い
・期日が入りやすいので、結論がでるまでの期間が比較的短い
・双方の話を聞くのは弁護士なので、当該事案に関する弁護士の見通しをある程度把握できる。
頂いておりますご質問について、ご回答差し上げます。
・相手方から慰謝料の問い合わせや減額交渉があった場合に気を付けること。
⇒まず、婚約の破棄の事実及び責任の所在が明確であれば問題ありませんが(本件の場合客観証拠があるか否かです)、そうでない場合は相手方に事実確認をしておくのが優先かと思われます。
次に、支払い意向の確認をして頂くのが良いかと思われます。
その上で、減額交渉については、一度減額に応じるとその金額が下支えになる可能性(それを前提とする交渉)になりかねないのでその点を気を付けて下さい。
・無視された場合、調停に移行するにしても弁護士に相談したほうがいいのか
⇒あくまで私の考えですが、通常の民事調停で弁護士を入れるのは費用対効果があまり良くないと思っております。
ですので、調停の進め方をご相談されるのであればともかく、依頼しての調停前提であれば、弁護士への相談は不要かと思われます。
・その他
場合によっては、少額訴訟等の方法もありますのでご検討されて下さい(方法等はお近くの簡易裁判所もしくはインターネットでお調べすることができようかと思われます)。
方針に悩まれた場合は、弁護士事務所への相談もしくは法テラスを経由してのご相談が用意されておりますのでご検討されて下さい。
ご自身にとって納得できる形で進められることをお祈りしております。