兄の嫁との金銭トラブル、DVについて相談。要求に応じるべきか、振り込みは安全か、DV対処法は?

私の母と兄の嫁の金銭トラブルについて相談です。私の兄は4〜5年前に結婚しています。当時、私たち家族に相談などもなくいきなり顔合わせに来て、いきなり結婚報告をされました。母はシングルマザーで我が家は裕福ではなかったため、「お祝い金や結納金を準備したりもしたいからそんなに結婚を急がなくても。」と話をしましたが、お金はいらないからと押し切って結婚しました。(兄嫁がすぐに結婚したいようでお金についても了承していた)しかし、今になって急に母親に対して毎月一万以上の金銭を今後2年に渡り支払うよう要求してきました。母はお祝い金を渡せていないこと、兄が母と嫁の間に入り精神的ダメージを受けていることもあり穏便に支払いに応じるつもりでいるようですが、私は納得いきません。兄嫁は結婚してからも我が家には一切寄り付かず、私たち家族に暴言を言っていたのに、お金だけ要求?と不快です。この金銭要求自体も自分で話をしてくるのではなく、兄を間に入れて一方的に話をしてきてこちらには来ません。また、指定された振り込み口座も所在地や、当人たちとは全く関係ない遠方支店の口座で怪しいと思っています。(詐欺に巻き込む?など)せめてよくわからない口座に振り込むのは怖いため手渡しでと提案もしたそうですが、母親から振り込まれた事実を確認するために振り込み人の名前が出るようにして欲しいとのことでした。さらに、兄嫁はヒステリックで怒りどころがわからないそうで、兄はたびたび馬乗りになって殴られて怪我をしていたり、真冬にパジャマのままいきなり締め出され歩いて実家に帰ってきたりもありました。実家で匿っても兄は自分が帰れば嫁は落ち着くからと結局嫁のところに戻ってしまいます。
兄と母としては穏便に金銭要求に応じてこれ以上エスカレートするのなら離婚する、という考えが1番のようです。しかし、母は今年定年退職であるうえに、祖母の介護中のため毎月の支払いによって生活がより苦しくなります。私は当人ではないので口出しできない立場なのかもしれないですが、金銭や暴力が絡んでいるので不安で相談させていただきました。この場合は金銭要求に応じるしかないのでしょうか。また要求に応じる場合、指定された口座への振り込みをして大丈夫でしょうか。そして、証拠はないがDVが疑われる時はどのように対処したら良いのでしょうか。

最終的な判断は、離婚についてお兄様、金銭給付についてお母様の判断になろうかと思います。

ただ、その一方で同種の事案に対応した経験等から私としての考えをお伝えさせて頂きます。

・お兄様の件について
離婚について、本格的に検討されることをお勧めします。
このような相手方は、私の経験上エスカレートすることはあっても収まることはあまり考えられません。
今後としては、可能であれば、暴行時の音声・映像を取って頂くのが良いですが、そのような状況で同居生活を行うのもいかがかと思うので、無理せず早急に別居すべきかと思います。

・お母様の件について
金銭要求に応じる根拠もございませんし、応じるべきでもないかと思われます。
この件も今後金銭要求が増額する可能性が高くなることが多くなりますし、払えなくなると結局相手方の行動はエスカレートすることと思われます。

以上が私の見解です。
婚姻関係を続けたいのであれば、相手方の要求を呑むしかないと思われますが、そのような生活を続ける意味があるのか今一度ご検討の上、今後の対応をお兄様とお話されて下さい。
あまり悩まれず、お近くの弁護士事務所へ相談するようお兄様に進めて頂いても良いかもしれません。

少しでも良い方向に進むことをお祈りしております。

ご質問ありがとうございます。

1 要求に応じる必要があるかについて
  兄嫁の要求が法的な権利に基づいているかによります。
  ご記載の内容からは、どのような理由で毎月1万円以上の金銭の支払いを要求しているか不明ですが、
  兄嫁の法的な権利に基づいたものでなければ、支払義務はありません。
  支払義務はないとして、法的問題だけではなく、今後の兄と兄嫁の関係性を含めて、
  お母様の判断で支払いに応じるという選択はあり得るとは思いますが。

2 指定された口座への振込について
  ご心配の点は理解できますので、少なくとも、兄か兄嫁の名義の口座に振り込むことにしてはいかがでしょうか。
  なお、以前遠方に住んでいた際に開設した口座という場合もありますので、支店が遠方の口座だとしても、
  すぐに問題があることにはならないとは思います。

3 DVが疑われる場合の対処法
  ご記載のような、兄に対する暴力等のことをご質問であれば、
  兄に、別居をするか、警察へ相談することをアドバイスされてみてはいかがでしょうか。
  いずれにしても、今後の婚姻生活にも影響することですので、
  その点も含めて、ご検討いただくといいですよ。