元旦那の債務と物上保証に関する任意売却について

元旦那が債務者、私が物上保証人の自宅について相談させていただきます。
離婚後、元旦那が払えるにも関わらず住宅ローンの支払を止め、銀行から担保を使って残債を回収する旨の通知が来て、銀行が依頼した不動産会社の簡単な査定後、web上に物件情報を載せたいと話がありました。しかし、どんな情報を載せるのかきちんと説明がほしいと銀行へ話をしていましたが、一向にないまま、細かく載せられています。
私は売却に反対の立場です。一括返済できるほど貯蓄はありませんが、ローンを組んででも買い戻したいです。しかし、銀行から「当事者は一括返済以外は受け入れられない」と言われました。

・質問
第三者でなければ購入できないですか?
誰かの手に渡らないと、求償権を使い元旦那へ請求できないですか?
自分が買い戻したら求償権が使えませんか?

こちらは何も悪いことをしていません。いくら債権者が銀行だからと言って、何の説明もなく公に晒されることが納得いきません。

・「第三者でなければ購入できないですか?」

物件の価額とローン残額、相談者の方の収入等にもよりますが、
別の金融機関と相談をして、ご自身を債務者とする借り換えの様な形をご検討されてみてはいかがでしょうか?

・「誰かの手に渡らないと、求償権を使い元旦那へ請求できないですか?」
民法460条の事前求償権を物上保証人は行使できないと考えられます。
(平成2年12月18日 最高裁第三小法廷 判決参照)

方針としては、上記で述べたように、別の金融機関に借り換えを打診することになるでしょう。
また、ご相談者の方の意向とは異なりますが、上記が難しい場合は、任意売却として、条件面の交渉をされて、損失を最低限に抑えることを考えるべきでしょう。

質問に答えてくださりありがとうございます。
オーバーローンです。
任売で損失を抑えると言っても…家と土地が担保になってるので、私はどちらも取られてしまい残債だけ残りますが、残債は元旦那が請求されるはずです。
残債が約3,000万あり、私の所得では借り換えができません。貯蓄を出しても約半分くらい残債が残ります。
そのため、私がお金を出した場合、出した分だけ元旦那に請求できるのか質問しました。

借り換えが難しいとなると、
やはり任意売却での条件面交渉を検討するほかないように思われます。

事後的な求償と、場合によっては引越に関して便宜を図ってもらえることがありますので。