児童相談所に保護された子について
3日前、子供が家に帰りたくないとSOSを出し、結果児童相談所で保護されています。
原因は私がきつく叱って手を出したからです。
今、毎日反省と改善のレポートを作成しています。今後は決して同じことを繰り返しません。
児童相談所からは全く連絡もなく、不安で押しつぶされそうです。
子供の意思もありますが、早く保護が解除されるために私がするべき事があるでしょうか。
ネットでは弁護士の方を通すと解除が早いとありましたが、実際どうでしょうか。ご教示お願いいたします。
一時保護等の処分に対しては、
①任意交渉と、②処分を法的に争う方法があります。
一時保護中に、子供への聞き取りや各種検査・診断、保護者等への聞き取り・調査を行うことになりますが、虐待が疑われる事案のため、早期帰宅の実現は困難です。
子供相手に保護の後直に「虐待受けていたのか?」などと聞いたりはできませんので。
弁護士に依頼して②の手段をとったとしても現時点では実効性はほぼ期待できません。
現実的な対応策としては、子供のセーフティーネットを構築すること(相談者の方以外の協力が得られる環境づくり)になります。親族の方などが日常的に子の監護に関わるような体制、子供が再度保護を求めた時に迅速かつ安心して保護を受けられるような体制(わかりやすくいえば、学校や近所からの通報)などになります。
上記に関して別に弁護士に専門性があるわけではないですが、第三者への協力依頼を取り付けたり、説明文書を作成したりする分には能力を発揮できる面はあろうかと思います。
〉児童相談所からは全く連絡もなく、不安で押しつぶされそうです。
連絡は必ずあります。
〉原因は私がきつく叱って手を出したからです。
この点について色々質問されると思います。暴行の事実確認、なぜ叱ったのか、なぜ叩いたのか、いつからか?家庭環境など。
正直に話すしか無いです。当たり前ですが、暴行を正当化しないこと。
〉毎日反省と改善のレポートを作成しています。今後は決して同じことを繰り返しません。
叩いたことを反省するのはそうなのですが、お子さんが帰りたくないと言っているわけですから、叩かれたお子さんの気持ち、叩いたことでお子さんにどんな影響があるのか、想像力を働かせて考えてください。
また、児童相談所から見れば再発防止が大事です。そのためには、叩くという行為に至った原因から考える必要があります。仮に、お子さんに何か改善すべき問題行動があるのであれば、叩くのではない別の改善方法を探さなくてはなりません。
また、繰り返さないために、ご自身の心構えや努力だけでなく、養育に関してご自身をサポートする機関や支援者を見つけること、ご自身が誰かに相談できる環境など、具体的に考えている姿勢を見せるのが良いと思います。
〉弁護士の方を通すと解除が早いとありましたが、実際どうでしょうか。
弁護士を通すこと自体で解除が早くなることは、無いと思います。弁護士が代理人として児相との協議に同席しても、解除されない(施設入所に至る)ことはたくさんあります。
法の抜け穴を探すようなことは出来ませんし、一時保護解除そのものに対する法的手続き(審査請求)には実効性がありません。
ただし、児相が、弁護士があなたへの助言者、相談者となり、再発防止、環境改善のための資源になり得ると判断されれば、そのことが児相にとっての安心材料になる結果、なんらかの効果があるかもしれません。
あと、弁護士と事前に打ち合わせることで、児相に呼ばれた時に、あなたがご自分の考え等を分かりやすく通じやすく説明できるよう、助言を得ることができるかもしれません。その程度には、効果があるかもしれません。