Waveboxを通じた匿名メッセージの公然性と誹謗中傷について
X(Twitter)上でよく使われるWaveboxというツールがあります。
匿名でメッセージを送れるサービスなのですが、受け取った側が返信・公開しない限りは
送られたメッセージが公に出ることはありません。
先日、Waveboxを通じて心無いメッセージを受け取り、ユーザーブロック機能を使用したところ、
過去のメッセージもいくつか閲覧不可となったため、その送り主が以前にも心無いメッセージを
当方に送ってきている事がわかりました。
あまり度が過ぎるようなら開示請求をしようかと考えたのですが、
誹謗中傷について調べているうちに一つ疑問が出てきました。
受け取り手が公開しない限り表面化しないメッセージというものは、誹謗中傷の書き込みの「公然性」を満たすものでしょうか?
公開したことによって「公然性」を満たし、誹謗中傷として成立するのであれば、
公開することも出来ずに内々に閉じ込めている方々は、そのまま耐え続けなくてはいけないのでしょうか?
受け取り手が公開しない限り表面化しないメッセージというものは、誹謗中傷の書き込みの「公然性」を満たすものでしょうか?
→満たさないでしょう。
公開したことによって「公然性」を満たし、誹謗中傷として成立するのであれば、
公開することも出来ずに内々に閉じ込めている方々は、そのまま耐え続けなくてはいけないのでしょうか?
→公然性を満たさないので、名誉毀損や侮辱として責任追及することはできないでしょう。この場合、脅迫とか、人格権侵害とかの別の法律構成により責任追及することとなるでしょう。
公然性の要件を満たさないかと思われます。
仮に公然性を満たすとなると、個人間でのやり取りでも受け取った側がsns等で公開した場合にすべて公然性を満たすこととなってしまい、事実上全てのやりとりに公然性が認められてしまうこととなってしまいます。
個別のやりとりについては、別途送られてきた内容によっては人格権侵害等での慰謝料請求等で争っていくこととなるでしょう。
稲葉様、泉様、ご回答頂きありがとうございます。
ベストアンサーはとても悩んだのですが、もし公然性を満たすとしたら、を添えて下さった泉様を選ばせて頂きます。分かりやすい説明、ありがとうございました。
当方が受け取ったメッセージは、人格権侵害とまでは行かない、言葉尻が強いだけで事実を指摘されたものなので、今後もひっそりと受け止めていこうと思います。事実無根なことを言われた際には、また考えます。ありがとうございます。