ストーカー被害。引越し代や慰謝料等は請求できますか？

Question

昨年6月にマッチングアプリで出会い7月に交際開始。
最初は契約社員、フルリモートで働いていると言われ信じて交際を続けていたが、今年の４月に全て嘘で無職だったことが発覚しました。
その時点で別れも考えましたが、情もあったので早めに職に就いてくれたらこの先の付き合いを考えると言ったところ、５月に７月から知り合いのところで働かせてもらえるようになったと言われ、7月になっていざ働いたところ三日の試用期間で打ち切り。
以後就活を続けていると言いながら趣味を楽しみながらあまり真剣に働こうとする素振りは見られず、精神手帳二級やアルコール中毒を患っていることから気分の浮き沈みや暴言が激しく徐々に距離を起き自然消滅して別れようと考え、9月から会わず、連絡も最低限のことしかしていませんでした。何度も別れ話もしましたが、拒絶されダラダラ続いていました。
今週、LINEが来て就活を頑張っているからまた会いたいと言われ少し頭に来てしまい会いたく無いし別れてくれないなら死も考えると送ってしまったところ、
相手が心配し夜10時に私の一人暮らしの家に来訪してきました。
LINEや着信は無視していたのですが、マンション内のオートロックを侵入して2時間ほど玄関前でインターホンを鳴らし続けられ恐怖を感じ、警察に通報しました。
警察に経緯とLINEの履歴などを見せたところ、別れて欲しいと何度も言っているのにこのような形で家に来るのはストーカー被害に当たると言われ、相手は私に接触しない等念書を書かされたそうです。
その際、警察の方にいつ相手が来るかわからないから引越しした方がいいと言われました。
家族も何かあったら怖いから引っ越しなさいと言います。
幸い実家が近くなので、今は実家に避難していますが、自宅は気に入っているし引っ越すにも恥ずかしいことにマイナス残高でお金がなく引越しができません。
相手方やその家族に引越し代や精神的苦痛の慰謝料を請求することは難しいのでしょうか？

泉 亮介 弁護士 · Answer

家族への請求は難しいですが、相手方本人に対しては慰謝料請求や引越し代の損害賠償等が認められる可能性はあるでしょう。

ただ、弁護士を立てるとなると着手金等で費用がかかることと、相手に資産がなければ請求が認められても現実的な回収が難しいため、その点を考慮して弁護士を立てるかを検討される必要があります。