生活保護、自己破産するべきか、専門家の意見が違うケース
半年前から入院し意識はしっかりしているが寝たきり状態の兄(離婚し独身自営業一人親方)が銀行にリフォームローンが300万近くあり(婚姻時の自宅のリフォーム。その家には元妻子が居住中)連帯保証人はなし。
主治医からは、元の生活には戻れないのでは、と言われています。生活保護を受給しはじめました。
自己破産を考え、無料の弁護士相談をしたところ、「自己破産はおすすめしない。寝たきりで債権者集会に出席できないし、貯金、不動産、車がなく、そのまま放置して裁判に負けても取るものが何もないので、銀行も諦めるしかないでしょう」と言われました。
銀行ローンの契約書は、元妻子と住んでいた住所のまま変更していません。住民票は世帯は別で私の住所にしました。
資産といえば、死亡保障収入保障があります(兄が契約者、死亡時の受取人が子供、元妻が妻名義の口座から支払っている、解約返戻金なし、特約で兄が三大疾病になったら毎月お金が兄に支払われる)があります。
銀行は我が家から徒歩5分程のところにあり、今後督促や問合せで訪問されたりするのではと不安です。
携帯電話も節約の為、格安スマホに変え電話番号も変更しました。
色々なサイトには、自己破産を勧めておられるのが多いようですが、当方のケースはどうなのでしょうか?
もし放置していいのなら、訪問や電話があった場合どのように対応すればいいのか教えてください
法テラスに連絡しましたが、兄本人からの電話での相談申し込みをしないと代理人の相談にはのれないと言われました。闘病中入院中の兄には、不安や心配をかけさせたくないので、先に進むべき方向性を弁護士さんと検討して兄に説明し、手続きしていきたかったのですが。
直接弁護士さんに相談した方がよいのでしょうか…困りました
ケースワーカーに相談の上、ケースワーカーから法テラスに相談してもらうと
いいでしょう。
弁護士が選任されれば、書面やメールで申立書は作成できるでしょう。
裁判所には、診断書を提出すれば、出頭しなくても大丈夫です。
破産を選択しないなら、債権者に対しては、生活保護を受けており、支払い能
力がないことを伝えればいいでしょう。
早速ありがとうございます!自己破産しなくても生活保護受給していると伝えることで銀行は諦めて許してくれるのでしょうか?
生活保護受給なら、法テラス破産が一番よいです。法テラスの出張相談の予約をとられるといいでしょう。
なお、銀行が諦めて許してくれるということはないので、将来相続が発生したときに子供が負債を相続する可能性があります。もちろん、子供がその時相続放棄という手段をとることもありますが、今の世代のうちに借金は処理することが望ましいです。
破産するのが、法的には正しい解決だと思います。
しかし、無資力で生活保護でしたら、放置したところで、相手は何も出来ません。
請求の電話はありますが、「お金がないので」という回答をするだけになります。
しばらくその状態なら、業者も無駄な請求をしても仕方ないとして、連絡も無くなり、年に数回手紙が来るだけになります。
そのうち時効になります。
だから、破産の手間はかかりません。
とはいっても、請求が来るのは負担ですし、法的にはきっちり破産してやり直すのが正しいでしょう。
法テラスを使えば、生活保護者は費用の免除が受けれますし。
法テラス利用可としている弁護士さんに直接連絡した方が話が早いのか?
法テラス自体に連絡した方がいいのか?悩んでます
クチコミには、法テラス自体に連絡しても弁護士さんに当たりハズレ(失礼です、すみません)があると見聞きするので。
法テラス事案を受ける場合、通常の破産事件よりはるかに安い金額での受任となりますので、社会貢献・ボランティア的要素が大きいです。
もちろん、法テラス事案だからと手を抜くことはありませんが、法テラス事案であることをご相談者様自身が気にされるようであれば、通常の法テラスを利用しない形(ご親族が本人に変わって弁護士費用を援助するなど)でのご依頼を検討されることをお勧め致します。
失礼な発言失礼しました。社会貢献として受けてくださっているんですね。考えを改めます。弁護士費用の援助となると福祉事務所から保護費の減額を言われてしまうかもしれませんね。
生活保護における収入認定には必要経費の有無等の検討が必要とされています。
この点、「債務整理のための弁護士費用については、必要経費として差し支えない(生活保護手帳別冊問答集2014 問8-32)」との指針があります。
そのため、法テラスを使わず、親族が弁護士費用を援助した場合、結論として全てが破産申立のめの必要経費として充当され、実質的に手元に資金が残らないことから「収入」認定はできず、保護費の削減はできないと思われます。
詳しくありがとうございます。保護費に影響ないなら、検討してみます!