夫婦関係の破綻を考える上での短時間の出来事の影響について

7月29日 某花火大会にて脱水症状になり体調不良を訴えたが機嫌悪いとしか受け入れてくれない。そこから30分かけて怒鳴り散らし、ついに私は嘔吐してしまう。その症状をみて「具合悪いならいいなよ」とのこと。

8月27日 友達とBBQすることになり、主人も参加。私に酒を無理やり飲ませようとし、私が怒ると、逆ギレ。友人の前で怒鳴り散らす。

9月1日 同棲開始

9月5日 家で一人の時間が欲しく、TikTokをみていたら「なんでそんなに機嫌悪いの?」と怒り始める

9月6日 機能性月経困難症の症状を想像妊娠ババアと暴言を吐く

9月10日 寝室を別にしました。会話するのも無理な状態に

9月22日早番で疲れて早めに寝ようとするとドアを思っきりあけ、怒鳴り散らしがあり

9月30日 某ライブに両親と参加する。その歳会話なし。私の両親から怒っている理由を聞き、驚かれる。両親からはもう夫婦関係破綻しているね。と言われる子どもが出来ないのは欲しいという気持ちがないからだよと言われる

10月2日 家を出る。

と簡単に時系をまとめました。

この短時間では夫婦関係は破綻とはならないでしょうか?

離婚は出来ないのでしょうか?

関連証拠の存否や交際時からの変化等が気になりますが、相手方の言動からすると、夫婦共同生活を回復する見込みがない状態であると評価し得ると思いますので、「婚姻を継続し難い重大な事由」(民法770条1項5号)に該当する可能性はあるでしょう。
なお、(婚姻日は不明であるものの)同居期間が短いことから、婚姻関係が破綻しているかどうかの検討にあたって、別居期間が短いことは大きな要素にはならないと考えられます。

婚姻関係の破綻が認められる可能性はありますが、相手の行動についての証拠がどの程度あるのかによるでしょう。

証拠を持って相手の各行動を指摘した上で、関係修復の可能性がないことをしっかりと主張して行く必要があるかと思われます。